食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05200320149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料及び食品における塩素化パラフィンに関する科学的意見書案を公表 |
資料日付 | 2019年8月6日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月6日、飼料及び食品における塩素化パラフィン(Chlorinated Paraffins)に関する科学的意見書案(PDF257ページ)を公表し、2019年9月17日までの意見公募を開始した。科学的意見書案の概要は以下のとおり。 欧州委員会はEFSAに対して、飼料及び食品における塩素化パラフィンの存在に関連する動物の衛生及びヒトの健康のリスクに関する科学的意見書を提出するよう要請した。 実験動物に関するデータがレビューされ、EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、反復投与毒性試験で試験された短鎖塩素化パラフィン(SCCP)及び中鎖塩素化パラフィン(MCCP)の混合物に関して、肝臓、腎臓及び甲状腺を標的器官として特定した。仔イヌの生存数の減少、皮下血腫及び皮下出血もMCCP混合物に関する臨床効果(critical effect)として特定された。 試験された長鎖塩素化パラフィン(LCCP)に関して、肝臓が標的器官として特定された。 CONTAMパネルはSCCPs及びMCCPs各々に対して、雄ラットにおける腎炎の増加に関して2.3mg/kg体重/日のBMDL10を、また雌雄ラットにおける相対腎重量の増加に関して36mg/kg体重/日のBMDL10をリファレンスポイント(reference point)として選定した。 LCCPに関してリファレンスポイントは特定できなかった。トキシコキネティック及び毒性学的なデータベースにおける限界により、CONTAMパネルは健康懸念の可能性を評価するためにばく露マージン(MOE)法を使用した。食品におけるSCCPs及びMCCPsの存在に関して非常に限られたデータしかEFSAに対して提出されなかった。LCCPsに関してデータ提供はなかった。「魚肉」の摂取に関して、SCCPs及びMCCPsへの慢性ばく露量の概算の推定値が算出された。 CONTAMパネルは、魚の摂取のみに限定された食品由来ばく露の推定値に基づく不確実性、ヒトに関するトキシコキネティックデータの欠落、及び利用可能な毒性試験において少数の塩素化パラフィン類のみしか試験されていない点に注目しつつ、MOEsは健康懸念を示さないと結論付けた。 CONTAMパネルは、農場動物、馬及び伴侶動物に関するリファレンスポイントを特定できなかった。飼料に関する存在量のデータは提出されなかった。したがって、これらの動物に関するリスク判定は実施できなかった。 科学的意見書案(PDF文書257ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/consultation/consultation/EFSA_CONTAM_Chlorinated_paraffins.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/public-consultation-draft-efsa-opinion-chlorinated |