食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05180250464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、グリホサートに関して情報提供
資料日付 2019年6月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は7月6日、グリホサートに関して情報提供を行った。概要は以下のとおり。
・食品中の残留グリホサート
 AGESは、2013~2018年に、全部で1
,714検体(シリアル、豆類、ナタネ、はちみつ、果実、野菜及び他の製品)について、グリホサートの検査を行った。589検体(34%)は有機栽培由来、594検体(35%)がオーストリア産であった。
 全体で、94%の検体において、検出可能レベル(0.01~0.05mg/kg)での残留はなかった。検出可能レベルで検出されたのは、主にレンズ豆及び亜麻仁検体からであった。
 2017年の検査では、1検体(はちみつ、従来の栽培方法)から、残留基準値(MRL)である0.05mg/kgを超えた濃度で検出された。
・飲料水に関する調査
 自治体の飲料水供給からは、残留グリホサートは検出されなかった。
 オーストリアの水道供給事業者は、認定検査機関による水質検査の実施が義務付けられている。AGESの水質分析研究所では、2013~2018年に、飲料水1
,956検体について、グリホサート及びその代謝物であるアミノメチルリン酸(AMPA)に関する検査が行われた。グリホサートは1検体から検出され、AMPAは31検体から検出された。グリホサート及びAMPAに関する検出限界は0.05μg/Lである。
・飼料
 飼料検体では、58%の検体から残留が検出されたが、欧州連合(EU)のMRL(委員会規則(EC)396/2005)を超えたものはなかった。
・グリホサートを巡るオーストリアの現状
 欧州連合は、2017年11月27日に、グリホサートの5年間の認可更新を決定した。
 AGESによる評価の結果、グリホサートはヒトに対して安全であり、また、使用者保護及び消費者保護は実質的に担保されている。しかし、環境への考えられる影響は最小化されなければならない。オーストリアは、グリホサートの農業使用及び非農業使用を制限するよう繰り返し求めてきた。2017年12月13日、国民議会において、グリホサートの使用を廃止することに関するフィージビリティ・スタディ及び行動計画が提出された。
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) -
URL https://www.ages.at/service/service-presse/pressemeldungen/verbraucherinnen-information-zu-glyphosat/