食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05170320104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、Karawanブランドのタヒニに関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2019年6月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は6月26日、Karawanブランドのタヒニ(練りごま)に関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 6月26日現在、本集団感染は終息したとみられるが、リコール対象のタヒニ製品は保存可能期間が長く、まだ消費者の家庭に存在している可能性がある。リコールを知らない消費者が、引き続き当該製品を喫食し、発症することがあり得る。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州におけるサルモネラ・コンコルド(Salmonella Concord)の集団感染に関して調査を行った。
3. 6月26日現在、S. Concord 集団感染株に感染した6人が3州(ニューヨーク州、マサチューセッツ州及びテキサス州)から報告された。発症日は2019年3月9日から5月2日まで、患者は8歳から33歳、年齢中央値は21歳であった。患者6人中4人(67%)が女性であった。1人の入院が報告され、死亡の報告はなかった。
4. 今回の集団感染は、タヒニに関連した別の直近の複数州におけるS. Concord集団感染とは関係がなかった。以前の集団感染の患者は、異なるS. Concord集団感染株に感染していた。
5. 臨床分離株4株及び食品由来の分離株2株の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、いずれの薬剤耐性も予見されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)の検査機関による標準薬剤感受性試験法を用いた集団感染株2株の試験でも薬剤耐性は示さなかった。
6. 疫学、遡及調査及び検査の証拠によって、Karawanブランドのタヒニが本集団感染の原因であった可能性が高いことが示された。聞き取り調査を行った5人中4人(80%)がタヒニあるいはタヒニを用いて作ったフムス(訳注:ひよこ豆ペーストの料理)を食べたと報告した。WGS結果から、ある飲食店から回収されたKarawanブランドのタヒニ検体中で確認されたサルモネラ属菌株が、患者由来のサルモネラ属菌株と遺伝的に近縁であることが示された。
7. フロリダ州ジュピターのBrodt Zenatti Holdings社は、サルモネラ属菌汚染の可能性があるため、Karawanブランド及びSoCoブランドのタヒニをリコールした。
 本件に関するFDAの情報は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/outbreak-investigation-salmonella-concord-linked-tahini
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/salmonella/concord-05-19/index.html