食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05160150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品安全評価における毒性学的懸念の閾値(TTC)の使用に関するガイダンスを公表
資料日付 2019年6月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月6日、食品安全評価における毒性学的懸念の閾値(TTC)の使用に関するガイダンス(2019年4月24日承認、17ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5708)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの科学委員会は、TTCが食品安全評価において使用するスクリーニング及び優先順位付けのための実用的なツールであることを確認している。
 本ガイダンスはTTC手法の使用のための段階的な説明書である。組み入れ及び除外基準(inclusion and exclusion criteria)が定義され、TTCのデシジョンツリーの使用が説明されている。
 本手法は、物質の化学構造が既知のものであり、化学物質固有の毒性データが限られており、ばく露量が推定可能な場合に使用可能である。
 TTC手法は、欧州連合(EU)の食品/飼料法規が毒性データの提出を義務付けている物質の場合、リスク評価に関する十分なデータが入手可能な場合、及び検討対象の物質が除外区分の一つに分類される場合には使用すべきではない。
 エビデンスの重み付けに基づきDNA反応性変異原及び(又は)発がん性を有する可能性のある物質に関連するTTC値は0.0025μg/kg 体重/日である。有機リン系物質又はカーバメート系物質に関連するTTC値は0.3μg/kg 体重/日である。他の全ての物質はクレイマー分類(Cramer classification)に従ってグループ化される。クレイマー分類のクラスI、II及びIIIのTTC値は各々30μg/kg 体重/日、9μg/kg 体重/日、及び1.5μg/kg 体重/日である。TTC値を下回るばく露量の物質に関しては有害健康影響を引き起こす確率は低い。ある物質への推定ばく露量が関連するTTCより高い場合には、潜在的な有害健康影響に関して結論を出すにはTTC手法でないアプローチが必要である。 
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5708