食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05150070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え(GM) Bacillus licheniformis DP‐Dzr46株由来の食品用酵素グルカン1 ,4-α-マルトテトラオヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2019年5月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月8日、遺伝子組換え(GM) Bacillus licheniformis DP‐Dzr46株由来の食品用酵素グルカン1
,4-α-マルトテトラオヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 遺伝子組換えに関しては、安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素は、生産に使用した菌株も組換えDNAも含まない。当該食品用酵素グルカン1
,4-α-マルトテトラオヒドロラーゼは、ベーキング工程に使用することを意図している。最大使用レベルに基づき、食品用酵素の総有機固形物(TOS)への摂食由来のばく露量は、欧州の全集団において最大で0.405mgTOS/kg体重/日と推定された。
 Bacillus licheniformis DP-Dzf24株由来の別のグルカン1
,4-α-マルトテトラオヒドロラーゼを用いて毒性試験を行った。「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)は、DP‐Dzr46株と同じ受容菌由来で、遺伝子挿入部位が同じで部分的挿入は存在せず製造方法が基本的に同じであることにより、DP-Dzf24株由来のグルカン1
,4-α-マルトテトラオヒドロラーゼが適切な代替として毒性試験において使用されたと見なした。
 遺伝毒性試験において、安全性の懸念は引き起こされなかった。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。CEPパネルは、無毒性量(NOAEL)が試験における最大用量の94mgTOS/kg体重/日であると特定し、このNOAEL値と推定摂食由来ばく露量を比べ、ばく露マージン(MOE)は、少なくとも232で十分に高いMOEであった。
 既知のアレルゲンのアミノ酸配列との類似性を調べ、合致するものはなかった。CEPパネルは、意図した使用条件下で、当該食品用酵素の摂食由来のばく露によるアレルギー感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。
 CEPパネルは、提供されたデータに基づき、当該食品用酵素は意図した使用条件下では安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5684