食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05130510149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、生アンズ種子(kernel)以外の食品中に含まれるシアン配糖体に由来する健康リスクの評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2019年4月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月11日、生アンズ種子(kernel)以外の食品中に含まれるシアン配糖体に由来する健康リスクの評価に関する科学的意見書を公表した(3月18日採択、PDF版78ページ、doi.org/10.2903/j.efsa.2019.5662)。概要は以下のとおり。 2016年、EFSAのフードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル(Panel on Contaminants in the Food Chain (CONTAM パネル))は、生アンズ種子中に含まれるシアン配糖体(CNGs)に由来する急性健康リスクに関する科学的意見書を公表し、シアン化物(CN)に対して急性参照用量(ARfD)・20μg/kg体重(bw)を設定した。本科学的意見書においてCONTAMパネルは、このARfDは摂取源に関わらずCN急性影響に適用可能であると結論する。 特定の食品を摂取した後のCN生物学的利用能の差異を組み入れるため、特別な係数が利用された。CNGs含有食品由来シアン化物に対する推定平均急性食事ばく露は全ての年齢集団において上記ARfDを超過しない。95パーセンタイルでは、子供・青年集団を対象とした幾つかのサーベイにおいて、上記ARfDの最大2.5倍の超過が示された。この場合のばく露の主要因は、CNGsを含有する可能性のあるビスケット、ジュースあるいはネクター、菓子パン、ケーキ類であった。ばく露評価及びARfDの導出における保守性を考慮すると、今回推定された超過量が有害影響をもたらす可能性は低いと考えられる。 動物及びヒトを対象とした研究結果が限られるため、慢性健康影響に基づくガイダンス値(chronic health‐based guidance value (HBGV))は導出されず、したがって、慢性リスクは評価不可能であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5662 |