食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05130430450
タイトル 論文紹介:「イガイ(mussels)から分離されたSalmonella enterica serovar Rissenからコリスチン耐性mcr-1遺伝子が検出される、スペイン、2012-2016」
資料日付 2019年4月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (2019;24(16):pii=1900200)に掲載された論文「イガイ(mussels)から分離されたSalmonella enterica serovar Rissenからコリスチン耐性mcr-1遺伝子が検出される、スペイン、2012-2016 (Detection of colistin resistance mcr-1 gene in Salmonella enterica serovar Rissen isolated from mussels
, Spain
, 2012 to 2016)、著者A Lozano-Leon (ASMECRUZ Laboratory
, Pontevedra
, Spain)ら」の概要は以下のとおり。
 mcr-1遺伝子によるプラスミドを介したコリスチン耐性の出現は中国の腸内細菌科菌分離株において初めて述べられ、欧州でもヒト臨床症例や食料品及び食品-動物生産環境において記録されている。
 2012年から2016年にかけて、スペイン北西部ガリシアにおける貝類中のサルモネラ属菌の存在に関する監視プログラム中、無作為に選択されたイガイ5
,907検体から19株のサルモネラ属菌が分離された。全ゲノムシークエンス法によってその血清型、sequence type(ST)及び薬剤耐性遺伝子が決定された。血清型RissenでありST-469に属する一つの分離株においてmcr-1遺伝子の存在が確認された。同遺伝子はスペインのイガイから分離された環境中のサルモネラ属菌からは今まで見つかっていなかった。
 本結果は生のイガイから分離されたサルモネラ属菌中の薬剤耐性遺伝子の存在を示し、本食品の継続的なサーベイランスの必要性を強調している。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) -
情報源(報道) Eurosurveillance
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.16.1900200