食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05130420450 |
タイトル | 論文紹介:「2017年8月から10月にかけてイングランドで発生した生の飲用乳に関連した志賀毒素産生性大腸菌O157:H7集団感染は先進的病原菌特性評価法の迅速な適用によって解決した」 |
資料日付 | 2019年4月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance(2019;24(16):pii=1800191)に掲載された論文「2017年8月から10月にかけてイングランドで発生した生の飲用乳に関連した志賀毒素産生性大腸菌O157:H7集団感染は先進的病原菌特性評価法の迅速な適用によって解決した(Outbreak of Shiga toxin-producing Escherichia coli O157:H7 linked to raw drinking milk resolved by rapid application of advanced pathogen characterisation methods , England , August to October 2017)、著者J Treacy (Public Health England South East , Hampshire and Isle of Wight Health Protection Team , Fareham , UK)ら」の概要は以下のとおり。 2017年8月から10月にかけて、イングランド、ワイト島で志賀毒素産生性大腸菌(STEC) O157:H7の集団感染が発生した。本集団感染に関連した7件の症例のうち5件は法定の通知プロセスを通して確認され、2件は全ゲノムシークエンスデータの国家サーベイランスを通して確認された。改良されたサーベイランス質問票によって、一つの農場、そして生の飲用乳(RDM: Raw Drinking Milk)が疑わしい媒介食品として、共通の関連性が立証された。 PCRを含めた微生物学的調査によってRDM検体中にSTEC O157:H7の存在が確認された。ヒト及び動物の糞便検体並びにRDM由来のSTEC O157:H7のコアゲノム一塩基多型(SNP)データが解析され、分離菌株間で1つのSNPの違い、つまり遺伝的な近縁性が示された。RDMの販売の停止及び回収だけでなく、当該農場の一部への立ち入り制限を含む規制措置が導入された。 ヒト、動物及び環境検体由来のSTEC O157:H7の検出及び特性評価のための、従来型疫学的サーベイランスと先進的な実験手法の良好な融合は、迅速な集団感染源の同定を可能にし、集団感染管理チームの意思決定を補助する根拠を提供、また、時宜にかなった効果的な規制措置の実施につながる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.16.1800191 |