食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05110270104
タイトル 米国疾病管理予防センター (CDC)、牛挽肉に関連したサルモネラ集団感染症に関する情報を最終更新
資料日付 2019年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター (CDC)は3月22日、牛挽肉に関連したサルモネラ集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国農務省の食品安全検査局(USDA-FSIS)は、JBS Tolleson社(アリゾナ州)製の牛挽肉に関連したサルモネラ・ニューポート(Salmonella Newport)による複数州における集団感染症について調査を行った。
2. 2019年3月21日時点で、S. Newportの集団感染株に感染した403人が30州から報告された。2018年8月5日から2019年2月8日の間に発症し、患者は1歳未満から99歳、年齢中央値は42歳、49%が男性であった。情報の得られた340人のうち117人(34%)が入院した。死亡者の報告はなかった。
3. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、分離されたサルモネラ属菌403菌株(398株が患者由来で、5株が食品検体由来)において予想された薬剤耐性は確認されなかった。集団感染株17検体についてのCDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験法を用いた試験で、これらの知見が裏付けられた。
4. アリゾナ州及びネバダ州当局は患者宅から開封済み及び未開封の牛挽肉製品を回収、小売店からも未開封の牛挽肉製品を回収し、その牛挽肉中にS. Newport集団感染株を確認した。WGSにより、牛挽肉中に確認されたサルモネラ属菌は、患者検体からのサルモネラ属菌と遺伝的に近縁であることが示された。USDA-FSIS及び州の担当者は、当該集団感染の患者が喫食した牛挽肉の供給源がJBS Tolleson社であることを突き止めた。
5. JBS Tolleson社は、2018年10月4日、S. Newportに汚染されている可能性のある約690万ポンド(3
,130トン)の牛肉製品をリコールし、更に12月4日、追加で520万ポンド(2
,359トン)をリコールした。
6. 2019年3月22日時点で、本集団感染は終息したとみられる。
7. 当該集団感染の調査は終了したが、汚染した牛肉はまだ冷凍庫にある可能性がある。JBS Tolleson社がリコールした牛肉がないか冷凍庫を確認し、それを喫食、提供あるいは販売してはならない。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/newport-10-18/index.html