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資料管理ID syu05100080305
タイトル 欧州連合(EU)、農薬有効成分エトプロホスの認可を更新しないとする欧州委員会施行規則(EU)を官報で公表
資料日付 2019年3月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は3月1日、農薬有効成分エトプロホス(ethoprophos)の認可を更新しないとする欧州委員会施行規則(EU)を官報(3ページ)で公表した。
1. 委員会指令2007/52/ECはエトプロホスを有効成分として委員会指令 91/414/EECの付属書Iに収載した。
2. 委員会指令 91/414/EECの付属書Iに収載されている有効成分は欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009の規定に基づき認可されたと見なされ、委員会施行規則(EU) No 540/2011の付属書Aにリスト化されている。
3. 同付属書に規定されているとおり、エトプロホスの認可は2019年7月31日に失効する。
4. エトプロホスの認可更新の申請書が期限内に提出された。
5. EFSAは懸念を特定した。特にエトプロホスの遺伝毒性の可能性に関して結論付けることが可能ではなかったため、健康影響に基づく参照値(health-based reference values)を設定できなかった。その結果、消費者及び非摂食由来ばく露リスク評価を実施することができなかった。更に、エトプロホスの使用に由来する鳥類への高い急性リスク及び土壌に生息する非標的の節足動物への高いリスクが特定された。EFSAは更に、植物及び動物由来の食品における残留物に関連する消費者リスク、発達神経毒性の評価、地下水ばく露評価、鳥類への長期リスク、鳥類及びほ乳類に対する二次中毒、エトプロホスの代謝物へのばく露に由来する土壌生物へのリスク及びみみずへのリスクを含むいくつかの領域のリスク評価を最終化することができなかったと結論づけた。最後にEFSAは、エトプロホスの内分泌かく乱の可能性の評価を最終化することができなかったと結論づけた。
6. したがって、エトプロホスを含有する最低1つの植物保護製剤の1件以上の代表的用途に関して、同規則(EC) No 1107/2009の第4条で規定されている認可基準が満たされていることが証明されなかった。したがって、エトプロホスの認可を更新しないことが適切である。
第1条 有効成分エトプロホスの認可を更新しないものとする。
第2条 欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011の付属書Aからエトプロホスを削除する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) -
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32019R0344&from=EN