食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05090330149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、家きんにおけるサルモネラ管理とその公衆衛生への影響に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2019年2月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月18日、家きんにおけるサルモネラ管理とその公衆衛生への影響に関する科学的意見書(2019年1月16日採択、155ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5596)を公表した。概要は以下のとおり。 1.2014年以後のEUでのヒトのサルモネラ症の確定症例の増加は、家きん生産における管理オプション及び同症に寄与する因子の調査のきっかけとなった。 2.現在種鶏に関して標的としている5つの血清型について見直し、サルモネラ・エンテリティディス(Salmonella Enteritidis)、サルモネラ・ティフィムリウム(Salmonella Typhimurium) (単相変異株を含む)、サルモネラ・インファンティス(Salmonella Infantis)は残し、Salmonella Virchow及びSalmonella HadarについてはSalmonella Kentuckyともう1つはSalmonella HeidelbergかSalmonella Thompson、あるいは国家的に流行しているものの中の不定の1つの血清型に置き換え得る理由が示された。しかしながら、種鶏群に最も関連のある血清型は加盟国そして経時的に変わるため、全ての血清型を標的とすることがより効果的であると予想された。 3.採卵鶏群中の現在のターゲット血清型を1%にする目標が達成されると、2016年の状況と比較して同症例が254 ,400件 (95%信用区間(CrI95)[98 ,540; 602 ,700])減少すると推定された。これは、アトリビューションモデルに含まれる23の加盟国において、採卵鶏に関連するヒトのサルモネラ症の実症例における53.4% (CrI95[39.1; 65.7])の減少に相当し、ヒトのサルモネラ症全体の実証例においては6.2%の減少に相当する。 4.採卵鶏のSalmonellaに関するリスク要因のレビューによって、総合的証拠がケージ飼育と比べ非ケージ飼育において同症の発生がより低くなることを示すことが明らかとなった。これが屋外へのアクセスによる効果や従来型のケージから質の高いケージへの移行の影響による、という結論には至ることができなかった。ブロイラーに関する同様のレビューにおいても屋外へのアクセスがサルモネラの発生に影響を与えるという証拠は決定的でないという結論であった。家畜密度の増大、より大規模な飼育及びストレスが採卵鶏群においてサルモネラの発生、持続、拡散をもたらす確証は存在した。 5.科学的証拠に基づくと、一般的な衛生手続きは別として、農場のブロイラー群や食肉処理加工の最終段階のブロイラー鶏肉のカンピロバクター汚染率へのサルモネラ管理プログラムによる影響は予測できない。 当該科学的意見書は下記URLより入手可能。 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2019.5596 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5596 |