食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05080420294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2018/12/14~2019/01/21)を公表
資料日付 2019年1月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は1月28日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2018/12/14~2019/01/21)を公表した(3ページ)。概要は以下のとおり。
新たな感染:前回の更新以降、鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスの新たな感染者1人が報告された。
リスク評価:現在知られているヒトと動物間のインフルエンザウイルスの、全体的な公衆衛生上のリスクは変化しておらず、これらのウイルスのヒトからヒトへの持続的な感染の可能性は低いままである。動物由来ウイルスのヒトへの更なる感染は予想される。
鳥インフルエンザについて
現状:
・鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況:前回12月13日の更新以降、新たなA(H5)ウイルス感染検査確定症例の報告はなかった。国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なA(H5)インフルエンザの亜型が引き続き検出されている。全体としては、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況:前回12月13日の更新以降、新たなA(H7N9)ウイルス感染検査確定症例の報告はなかった。直近の数か月間、中国の動物衛生当局から公表されている動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルス検出に関する報告はない。全体としては、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況:前回12月13日の更新以降、新たなA(H9N2)ウイルス感染検査確定症例1人の報告があった。2019年1月3日、中国から、広東省32歳女性の鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス検出が報告された。発症日は2018年12月19日で、報告によると軽症であったが、2018年12月25日に入院している。当該女性患者が生きた家きんにばく露した旨の報告はない。疫学調査の間、家族内での更なる症例の報告はなかった。A(H9N2)ウイルスは、中国の家きんにおいて風土病化している。
リスク評価:
(1)ヒト症例のほとんどは、感染した家きん、あるいは汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露している。ヒトの感染では軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2)A(H9N2)ウイルスの集団感染症例は報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的証拠は、当該ウイルスがヒト間での持続的な感染能力を獲得していないことを示唆しているため、ヒトからヒトへの伝播の可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_21_01_2019.pdf?ua=1