食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05080210149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分スピノサドの残留基準値(MRL)の補強データの評価に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2019年2月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月4日、農薬有効成分スピノサド(Spinosad)の残留基準値(MRL)のレビューに続く補強データの評価に関する理由を付した意見書(2019年1月11日承認、30ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5592)を公表した。概要は以下のとおり。 Dow AgroSciences社はのオランダの監督当局に対して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005の第12条の規定に基づくMRLのレビューの枠組みにおいて入手できないと特定されたスピノサドの補強データを評価するための申請書を提出した。 アーティチョーク(globe artichoke)、flowering brassica及び加工生産物における残留物の性質に関する残留物試験に関連するデータギャップは十分に対応された。要請されたとおり家きんに関する新たな飼養試験が実施されたが、代謝試験から得られた暫定的な換算係数(CF)を代替する家きんの肝臓及び卵に関するリスク評価向けのCFを導出するには情報が十分ではなかった。 提出された新たな情報は、flowering brassica及び家きん由来の生産物のMRLsの引き下げの根拠を示している。スピノサドの消費者リスク評価が最近EFSAにより導出された急性参照用量(ARfD)を考慮に入れて更新された。ほうれんそうに関する消費者摂取懸念が特定されたため、現行のMRLの引き下げが勧告されている。今回申請対象の残りの評価生産物(アーティチョーク、flowering brassica、家きん由来の生産物)に関する消費者の摂取懸念は特定されなかった。 EFSAは以前MRLsが設定され、今回の評価の対象外であるいくつかの生産物について、短期的摂取懸念の可能性があるためMRLsのレビューを勧告している。 EFSAの勧告した主要なMRL案は次のとおり。 品目 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg Flowering brassica 2 0.8 アーティチョーク 0.15 0.15 家きんの肝臓 0.2 0.06 Flowering brassica及び家きんの肝臓に関しては、リスク管理機関の更なる検討が必要。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5592 |