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資料管理ID syu05070300294
タイトル 世界保健機関(WHO)、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に関するファクトシートを更新
資料日付 2019年1月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は1月23日、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に関するファクトシートを更新した。概要・構成は以下のとおり。
1. 主な事実
(1)中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年にサウジアラビアで最初に確認された、新たなコロナウイルス(中東呼吸器症候群コロナウイルス、MERS-CoV)によって引き起こされるウイルス性呼吸器疾患である。
(2)コロナウイルスは、風邪から重症急性呼吸器症候群(SARS)に至るまでの疾病を引き起こす可能性があるウイルスの一つである。
(3)MERSの典型的な症状には、発熱、咳及び息切れ等がある。肺炎はよく起こるが、必ずしも発症するとは限らない。下痢を含む胃腸症状も報告されている。MERS-CoV感染の検査確認症例の一部は、無症候性と報告されており、臨床症状はないが、検査ではMERS-CoV感染陽性である。これらの無症候性症例の大部分は、検査確認症例の積極的な接触者追跡調査の後に確認されている。
(4)報告されたMERS-CoV感染患者の約35%が死亡している。
(5)MERS-CoV感染症のヒト症例のほとんどは医療現場でのヒトからヒトへの感染に起因するとされているが、現在の科学的証拠はヒトコブラクダがMERS-CoVの主な保有宿主であり、ヒトにおけるMERS感染源となる動物である。しかし、ウイルスの伝播におけるヒトコブラクダの正確な役割及び正確な伝播経路は不明である。
(6)当該ウイルスは、患者に無防備な看護を行う等での濃密接触がない限り、ヒトからヒトへ容易には感染しないようである。医療関連の集団感染はいくつかの国で発生しており、最大の集団感染はサウジアラビア、アラブ首長国連邦及び韓国で確認されている。
2. 症状/3. ウイルスの起源/4. 伝播/
5. 予防及び治療
(抜粋)ラクダ肉及びラクダ乳は、加熱殺菌、加熱調理、あるいは他の加熱処理の後に、今後も引き続き摂取される可能性のある栄養価の高い製品である。MERS-CoV感染により重症となる危険性が高いと考えられている、糖尿病、腎不全、慢性肺疾患及び免疫不全の人々は、ラクダとの接触、生のラクダ乳やラクダの尿を飲むこと、あるいは適切に加熱調理されていない肉の喫食を避けるべきである。/
6. 医療施設/7. 旅行/8. WHOの対応

地域 --未選択--
国・地方 --未選択--
情報源(公的機関) --未選択--
情報源(報道) その他世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/middle-east-respiratory-syndrome-coronavirus-(mers-cov)