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資料管理ID syu05051340470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、抗菌性物質使用に関する2017年疫学報告書を公表
資料日付 2018年11月15日
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分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月15日、抗菌性物質使用に関する2017年疫学報告書を公表した(23ページ)。
 欧州連合(EU)加盟国25か国及び欧州経済領域(EEA)2か国(アイスランド及びノルウェー)の計27か国が2017年における抗菌性物質使用量に関するデータを報告した。22か国が市中及び病院での使用について、3か国が市中での使用についてのみ、2か国が市中・病院の区別を付けていない総使用量を報告している。
 2017年のEU/EEAにおける全身性使用(ATCグループJ01)の抗菌性物質の平均総使用量(市中及び病院部門)は、一日当り住民千人当り23.4DDD(国別範囲:11.0~34.1)であった(DDDは規定一日用量を表す)。
 市中では、全身性使用の抗菌性物質の平均使用量は一日当り住民千人当り21.8DDD(国別範囲10.1~33.6)であった。2013~2017年の間、EU/EEAでは全体的に統計的に有意な変化は観察されなかった。しかしながら、フィンランド、ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、スウェーデン及び英国では統計的に減少傾向が見られた。
 市中における広域ペニシリン、セファロスポリン、マクロライド(エリスロマイシンを除く)及びフルオロキノロンの平均使用比率は、狭域ペニシリン、セファロスポリン、マクロライド(エリスロマイシン)に対して2.25(国別範囲0.1~22.2)であった。
 市中での抗真菌薬の全身性使用(ATCグループJ02及びD01B)の平均使用量は一日当り住民千人当り0.9DDD(国別範囲0.38~3.0)であった。
 病院部門では、抗菌性物質の全身性使用の平均使用量は一日当り住民千人当り2.0DDD(国別範囲0.9~3.1)であった。2013~2017年の間、EU/EEAでは全体的に統計的に有意な変化は観察されなかった。しかしながら、クロアチアとマルタでは有意な増加傾向がみられ、またフィンランドでは有意な減少傾向がみられた。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/ESAC-NET-reportAER-2017-updated.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://ecdc.europa.eu/en/publications-data/downloadable-tables-antimicrobial-consumption-annual-epidemiological-report-2017