食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05051150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えダイズA2704‐12の新たなDNA配列情報に対するリスク評価を公表
資料日付 2018年11月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 欧州食品安全機関(EFSA)は11月26日、遺伝子組換えダイズA2704‐12の新たなDNA配列情報に対するリスク評価を公表した(11月6日採択、PDF版7ページ、doi.org/10.2903/j.efsa.2018.5496)。概要は以下のとおり。
GMOパネルは既に遺伝子組換え(genetically modified、GM)ダイズA2704‐12の評価を行っている。当該ダイズは意図された用途において、ヒトの健康、動物衛生及び環境に対する潜在的影響に関して、従来品と同等に安全であり、かつ、栄養価を有する。2018年6月、欧州委員会はEFSAにGMダイズA2704‐12の新たなDNA配列情報及び更新されたバイオインフォマティクスデータを解析し、当該ダイズに対する既存のリスク評価の結論が有効であるかどうかを表明するよう要請した。
新たなDNA配列情報には、以前の申請時(application EFSA‐GMO‐NL‐2005‐18)と比較して7塩基の差違が存在する;挿入配列の下流周辺配列中の6塩基、及び、上流に位置するダイズ葉緑体DNA断片配列中の1塩基である。以前に提出された配列情報では未確定と報告されていた、挿入配列のポリリンカー領域の1塩基は、新たな配列情報で決定されている。報告された塩基の差違より影響を受ける位置に関して提供された情報から、挿入配列-下流周辺ゲノム配列の接続領域に位置するオープンリーディングフレーム(ORF)は、下流周辺ゲノム配列中に確認された差違により影響されないと判断され、評価の対象から除外された。上流葉緑体DNA断片配列-挿入配列の接続領域に位置するORF、及び、ポリリンカー領域中の新たに決定された塩基を含みオーバーラップする6つのORFは影響を受けるため評価の対象とされた。
提出データの解析結果から、報告された配列の差違(上流葉緑体DNA断片配列中の1塩基を含む)が自然突然変異に起因する可能性は極めて低いと考えられ、以前に報告された当該ダイズイベント配列情報中のエラーである可能性が高い。
バイオインフォマティクス解析を除き、当該ダイズのリスク評価のために実施された研究は影響を受けない。 新たなDNA配列情報及びこれに基づくバイオインフォマティクス解析からは安全性に関わる懸念は生じない。
したがって、EFSAはダイズA2704‐12に対する既存のリスク評価は有効であると結論する。
当該評価書は下記URLより入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5496
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5496