食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05051000104 |
タイトル | 論文紹介:「ノルウェーのヘラジカから検出された新たな型の慢性消耗性疾患」 |
資料日付 | 2018年12月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Emerging Infectious Diseases (Vol. 24 , No. 12 , December 2018)に掲載された論文「ノルウェーのヘラジカから検出された新たな型の慢性消耗性疾患(Novel Type of Chronic Wasting Disease Detected in Moose (Alces alces) , Norway )、著者Laura Pirisinu (Istituto Superiore di Sanita , イタリア)ら」の概要は以下のとおり。 慢性消耗性疾患(CWD)は、北米のシカ科動物集団において継続的に発生している。2016年には欧州で初めてノルウェーの野生のトナカイから検出された。ここでは、ノルウェーでの大規模なサーベイランス計画によって確認された3頭のヘラジカ(Alces alces)のCWD検出について報告する。 症例は13~14歳の雌のヘラジカで、異常プリオンたん白質(PrPSc)が脳から検出されたが、リンパ組織からは検出されなかった。免疫組織化学法では、ヘラジカはPrPScの神経内への沈着が多いという特徴がある同じ神経病理学的表現型を有していた。この型はトナカイで見られたものとは異なっており、CWDに感染したシカ科動物ではこれまでに報告されたことがなかった。 更にウエスタンブロット法では、PrPScの型が、これまでのCWD症例のもの、及び、めん羊のCH1641を除いた欧州での既知の反すう動物のプリオン病のものとも識別可能であることが明らかになった。この発見から、これらのヘラジカ症例が新型のCWDであることが示唆された。 当該論文は以下のURLから入手可能。 https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/24/12/pdfs/18-0702.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | Emerging Infectious Diseases |
URL | https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/24/12/18-0702_article |