食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05050960149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、伝達性海綿状脳症(TSE)の存在を調査した2017年欧州連合総括報告書を公表 |
資料日付 | 2018年11月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月29日、伝達性海綿状脳症(TSE)の存在を調査した2017年欧州連合総括報告書を公表した(64ページ、2018年11月6日承認)。 本報告書では、EU規則 999/2001に則り欧州連合(EU)内及びアイスランド、ノルウェー並びにスイスで2017年に実施された牛、めん羊、山羊、シカ科動物及び他の動物種での伝達性海綿状脳症(TSE)の調査結果、更にめん羊での遺伝子型別の結果を提示している。 EU加盟国28か国で検査された牛は全部で1 ,312 ,714頭で、これは2016年に比べて3%の減少であった。非EU3か国では18 ,526頭が検査された。2017年は、牛海綿状脳症(BSE)が報告されて以降初めて、定型BSEの報告が1頭もなかった。3加盟国から6頭の非定型BSE症例が報告された。 スペイン H-BSE 1頭、L-BSE 2頭 フランス H-BSE 1頭、L-BSE 1頭 アイルランド L-BSE 1頭 EUではこの一年間に、めん羊が314 ,547頭、山羊が117 ,268頭検査された。めん羊では、スクレイピー症例が933頭報告された:EU8か国から定型839頭及び不明(初発症例145頭)、EU13か国から非定型94頭(初発症例89頭)。アイスランド及びノルウェーからめん羊スクレイピー症例14頭が報告された。定型スクレイピーの98.2%が、感受性群の遺伝子型を持つめん羊であった。加盟21か国で検体を無作為に型別したところ、型別しためん羊の26.5%が感受性群の遺伝子型を保有していることが示された。 山羊では、567頭のスクレイピーが報告された:7加盟国から定型558頭(初発症例42頭)、5加盟国から非定型9頭(初発症例7頭)。 シカ科動物では、10加盟国、主にルーマニアにおいて3 ,585頭がTSE検査を受けた。全頭が陰性であった。シカ科動物の慢性消耗性疾患(CWD)症例はノルウェーで11症例の報告があった:野生トナカイ9頭、ヘラジカ1頭、及び初発となるアカジカ1頭。 3加盟国において牛、小型反すう動物及びシカ科動物以外の動物5種全部で185頭を検査し、結果は全て陰性であった。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.2903/j.efsa.2018.5492 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5492 |