食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05050380149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、様々な作物における農薬有効成分ピラクロストロビンの現行の残留基準値(MRLs)及びインポートトレランスの改正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2018年11月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月19日、様々な作物における農薬有効成分ピラクロストロビン(Pyraclostrobin)の現行の残留基準値(MRLs)及びインポートトレランスの改正に関する理由を付した意見書(2018年10月29日承認、38ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5488)を公表した。概要は以下のとおり。 BASF社は様々な作物におけるピラクロストロビンの現行のMRLsの改正とサトウキビ、アメリカ柿(American persimmon)のインポートトレランスの設定、及びパイナップルとパッションフルーツのインポートトレランスの設定の申請書を提出した。 申請を裏付ける提出データは、マンダリン、グレープフルーツ、パッションフルーツ等に対するMRLの提案を導出するのに十分であった。 オレンジ、アメリカ柿、ほうれんそうとそれに類似した葉菜類及びサトウキビに対しては、データギャップが特定されMRLsの提案を導出することを妨げた。提出されたデータは、意図する用途のためにレタス類及びとうもろこしに属する作物に対する現行のMRLsが改正されなければならないというエビデンスを提供しなかった。エスカロール(escaroles)は、意図する使用量が消費者の健康リスクの可能性に繋がることを排除しないことが判明したため、MRLは提案されなかった。 EFSAは、推定摂取量が毒性学的基準値を超過することが判明したエスカロールを除いて、報告されている農業慣行に従ったピラクロストロビンの用途が消費者の健康にリスクを引き起こすことは考えにくいと結論付けた。現行及び提案された新たなMRLsを考慮に入れて、消費者に対する長期的な摂取懸念は特定されなかった。 EFSAの提案した主な食品のMRLsは次のとおり。 品名 現行のMRL mg/kg 改正MRL mg/kg マンダリン 1.0 2.0 グレープフルーツ 1.0 2 パッションフルーツ 0.02 0.2 パイナップル 0.02 0.3 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5488 |