食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05040700475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、キノコ食中毒患者が増加していることから注意を促す |
資料日付 | 2018年11月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は11月9日、キノコ食中毒患者が増加していることから注意を促した。 中毒管理センター(CAP)に報告されたキノコの摂取による中毒患者数が増加していることから、ANSESと保健総局(DGS)はキノコ狩り愛好家に注意を促し、キノコ狩りの際の忠告を再確認した。 9月及び10月初旬の気候(気温が高く乾燥している)はキノコの生育に適していなかったが、ここ2週間は気温が下がり高湿度でキノコの生育により適していて、キノコ中毒者数が大きく増加した。7月~10月中旬まではCAPに登録された中毒者数は1週間に5~60人であったが、ここ2週間で249人の中毒患者が登録された。 キノコ中毒が健康に与える影響は重篤な場合があり(重篤な消化器障害、移植が必要な肝臓障害)、更に死亡する可能性もある。2018年7月以降7人が重篤症状を呈し、そのうち4人はここ2週間で発症した。これらのキノコ中毒は大部分の場合は食用キノコと間違えたことが原因であり、キノコの専門家であれ、一時的にキノコの収穫を楽しむ場合であれ、注意をすることが重要である。 キノコ中毒が毎年繰り返されることからANSES及びDGSは主な忠告を再確認した。 ・一部の毒キノコは食用キノコによく似ているので、確信が持てるキノコのみ収穫する。 ・収穫したキノコの状態や種類に少しでも疑いがある場合は、薬剤師、真菌学会及び協会などの専門家に鑑定してもらってから摂取する。 ・良好な状態の代表的なキノコを収穫し、種類の鑑定のために傘と柄を含む全体を採る。 ・汚染された場所(道路の脇、工業地帯、ゴミ捨て場)では収穫しない。 ・毒キノコと食用キノコの混在を防ぐために、キノコの種類ごとに分ける。 ・キノコは種類ごとに紙箱などに入れ、腐敗を促進するプラスチックバックには入れない。 ・収穫後は手を入念に洗う。 ・キノコは他の食品と分けて適切な条件で冷蔵保存し、収穫後2日以内には摂取する。 ・キノコは十分な加熱調理後適量を摂取し、決して生で摂取しない。 ・収穫したキノコは小さな子供に摂取させない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/content/une-augmentation-des-intoxications-li%C3%A9es-%C3%A0-la-consommation-de-champignons-restez-vigilants-1 |