食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05040230149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬残留物のリスク評価の枠組みにおいてproportionality approachの使用を推奨するテクニカルレポートを公表 |
資料日付 | 2018年11月14日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月14日、農薬残留物のリスク評価の枠組みにおいてproportionality approach※の使用を推奨するテクニカルレポート(2018年11月6日承認、17ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2018.EN-1503)を公表した。概要は以下のとおり。 2017年5月3日から5日にかけて行われた残留物及び残留基準値(MRL)に関する158の農薬ピアレビュー会合で、proportionalityの概念が議論された。 本テクニカルレポートは、農薬のMRLの評価に対して欧州連合(EU)レベルで使用されるリスク評価手順におけるproportionalityの概念の適用の原則及び指針について、残留物及びMRLに関する農薬ピアレビュー会合における議論の結果及び合意事項を反映している。 本レポート作成の目的は、残留物試験の評価において又MRLsの設定のためにproportionalityの概念を使用する場合、EFSAの手法を調和化するために、EU加盟国及びEFSAの専門家の見解を会合に出席できなかった全てのEU加盟国と共有するためである。 EFSAはまた、合意に至るまでにいくつかの特定の項目に関して更なる議論が必要であることを認めた。このため、このレポートは食品における農薬残留物の評価において使用されるproportionalityの概念の更なるポイントを明らかにするために他のテクニカルレポートを作成することを妨げない。 国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同残留農薬専門家会議(JMPR)は、農薬の残留基準値(MRLs)の推定に対してProportionalityの概念を適用するための原則及び手引きをまとめ、2013年のコーデックス総会でそれは採択された。 その後の2015年9月には、食品チェーン及び動物衛生の会合に関する常任委員会において採択された。 2016年9月、圃場試験に関する経済協力開発機構(OECD)の手引書が公表された(ENV/JM/MONO(2011)50/REV1 , September 2016)が、この手引書も残留物試験及びMRLsの設定の枠組みにおけるproportionalityの概念の使用のいくつかの原則について言及し再検討を行った。 専門家はピアレビュー会合中に、OECDの手引書で説明されているproportionalityの概念の原則で完全には網羅されていない、及び専門家間で異なる解釈に繋がる特別の事例を議論し、いくつかの推奨事項が合意されこの手引書に収載された。 専門家会議後、EFSAはこの手引書でふれるべき更なるポイントを特定した。実際の経験に基づき導出された追加的な推奨事項がこの手引書に収載された。 ※proportionality approach:単位面積当たり有効成分投下量と残留濃度との間にある比例関係を利用した手法。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1503 |