食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05030440160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、サルモネラ・ティフィムリウムの検出件数増加を受け、生の肉を加熱調理する際の助言
資料日付 2018年10月19日
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分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は10月19日、サルモネラ・ティフィムリウム検出件数が増加していることを受け、生の肉を加熱調理する際の助言を行った。概要は以下のとおり。
1.概要
 当該助言の再喚起は、FSAが、スコットランド食品基準局(FSS)、イングランド公衆衛生庁(PHE)及びスコットランド健康保護庁(HPS)と協働で行っている。
 背景には、ラム肉及びマトンに由来するSalmonella Typhimuriumの特定の菌株が原因の患者数増加に関して調査が行われたことがある。増加が初めて見られたのは2017年7月であった。多くの管理措置が取られた結果、患者数は同年末には大幅に減少した。2018年5月時点で118人の患者が報告されている。
 2018年6月以降、更に165人が報告されたことから(10月19日時点)、管理措置を取るに至った。しかし、2017年のような減少には至っていない。ゆえに、FSAなどは、一般に向けて生の肉を加熱調理する及び取扱う際の助言を再喚起している。
2.集団感染に関する詳細
・2017年6月以前までは、当該株(一塩基多型(SNP))の検出はイングランドにおいて僅か患者2人であった。
・2017年7~11月に、患者数の最初の増加が見られ、イングランド、スコットランド及びウェールズにおいて95人の患者が報告された。管理措置が実施された結果、患者数は減少した。
・2017年12月~2018年6月は、患者数は23人と、低レベルを維持していた。
・2018年6月、患者数は再び増加に転じ、同月以降、165人の患者が報告されている。
 サルモネラ属菌及びサルモネラ感染の回避に関する注意喚起は以下のURLから入手可能。
https://www.food.gov.uk/safety-hygiene/salmonella
3.イングランド公衆衛生庁(PHE)による情報提供(2018年10月19日付け)より抜粋
 昨年の集団感染では、寄与要因がサルモネラであると考えられる死亡者が1人報告されたが、2018年は、当該株(SNP)に関連する死亡者は承知していない。
 PHEの情報は以下のURLから入手可能。
https://www.gov.uk/government/news/rise-in-cases-of-salmonella-typhimurium
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/advice-on-cooking-raw-meat-following-rise-in-salmonella-typhimurium