食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05030090149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger(NZYM‐BF株)由来の食品用酵素グルコアミラーゼの安全性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年10月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月31日、遺伝子組換えAspergillus niger(NZYM‐BF)株由来の食品用酵素グルコアミラーゼの安全性に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。 遺伝子組換えに関して、安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素は、生産に使用した菌株も組換えDNAも含まない。当該グルコアミラーゼは、醸造工程及びグルコースシロップ製造のためのでん粉加工に使用することを意図している。グルコースシロップの製造において適用される精製過程によって総有機固形物(TOS)の残留物は除去される。したがって、摂食由来のばく露量は算出しなかった。醸造工程については、提案された最大使用レベルに基づき、当該食品用酵素のTOSへの摂食由来のばく露量は、欧州の住民において3.627mgTOS/kg体重/日を下回ると推定された。 遺伝毒性試験では、安全性の懸念を引き起こさない。全身毒性は、げっ歯類において、90日反復経口投与毒性試験により評価した。食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル(CEPパネル)は、無毒性量(NOAEL)が最大用量の1 ,360mgTOS/kg体重/日であると特定した。 既知のアレルゲンのアミノ酸配列との類似性を調べ、1つの合致を見出した。CEFパネルは、意図した使用条件下で、摂食由来のばく露によるアレルギー感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。 CEPパネルは、提供されたデータ、グルコースシロップの製造中のTOSの除去及び醸造工程の算出したばく露マージン(MOE)に基づき、意図した使用条件下では、安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5450 |