食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05020690365 |
タイトル | 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局、宜蘭県で発見されたコウモリから台湾コウモリリッサウイルスが検出された旨公表 |
資料日付 | 2018年9月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局は9月18日、宜蘭県で発見されたコウモリから台湾コウモリリッサウイルスが検出された旨公表し、コウモリ等野生動物を触らないよう市民に注意喚起した。概要は以下のとおり。 行政院農業委員会家畜衛生試験所は7月24日、宜蘭県大同郷寒溪村付近で市民が拾ったアブラコウモリ(Pipistrellus abramus)について台北市コウモリ保護学会から検査依頼を受けた。検査の結果、台湾コウモリリッサウイルスが検出された。リッサウイルスは法定動物伝染病ではないが、人獣共通感染症を引き起こすリスクがある。(訳注:今回検出されたウイルスについて)現在のところヒトへの感染事例はない。 リッサウイルスには16種類の遺伝子型があり、狂犬病ウイルス(rabies virus(RABV))は1型のリッサウイルスである。同試験所の検査報告によると、今回検出されたリッサウイルスは、台湾で2016年と2017年に台南市及び雲林県においてアブラコウモリに確認されたコウモリリッサウイルスと類似していた。核たん白質の遺伝子配列及びアミノ酸を比較照合した結果、今回検出されたウイルスは台湾特有のコウモリリッサウイルスと考えられる。 2016年と2017年に台南市及び雲林県においてアブラコウモリから台湾コウモリリッサウイルスが、今年6月には新北市で拾われた絨山蝠(原文のまま。Nyctalus plancyi velutinus)から新型のリッサウイルスが検出された。これに加え、今回宜蘭県においてコウモリリッサウイルスが検出されたことで、コウモリリッサウイルスの検出事例はこれで4件となる。 コウモリはリッサウイルスの自然宿主となり得る上に飛行能力を有する。感染事例は宜蘭県、新北市、台南市、雲林県でのみ発生しているが、コウモリは県や市に関係なく活動することから、同局は、場所にかかわらず衰弱又は死亡したコウモリを見つけても絶対に触ってはならないと市民に注意喚起し、現地の動物防疫機関やコウモリ保護団体への通報を求めている。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局 |
情報源(報道) | 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局 |
URL | https://www.baphiq.gov.tw/view_news.php?id=15241 |