食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05010630104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ベネズエラから輸入された生カニ肉に関連した腸炎ビブリオ集団感染症に関する情報を最終更新
資料日付 2018年9月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月27日、ベネズエラから輸入された生カニ肉に関連した腸炎ビブリオ集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 本集団感染症の調査は終了した。
2. CDC、州及び地方の公衆衛生当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、ベネズエラから輸入された生カニ肉の喫食に関連した複数州における腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)集団感染症に関して調査を行った。当該カニ肉は「生」または「加熱調理済み」と表示されており、非加熱喫食用(RTE)製品であった。
3. 腸炎ビブリオに感染した26人が7州及びコロンビア特別区から報告された。
4. 患者は4月1日から7月19日の間に発症した。患者は26~78歳、年齢中央値は55歳、54%が男性であった。情報の得られた患者25人のうち9人(36%)が入院し、死亡の報告はなかった。
5. 疫学、検査及び遡及調査の証拠から、ベネズエラから輸入された生あるいは加熱調理済みと表示されたカニ肉が、本集団感染源であることが示された。
6. 聞き取り調査を行った24人のうち22人(92%)が、家庭あるいは飲食店でカニ肉を喫食したと報告した。
7. FDA及びメリーランド州の規制当局者は、飲食店及び食料品店からのカニ肉の供給元を追跡し、複数のベネズエラの供給業者を特定したが、当該調査では、集団感染に関連したカニ肉の供給業者として、単一の会社を特定することはできなかった。
8. メリーランド州保健省(MDH)の調査官は、患者がカニ肉を購入したと報告した複数の店舗から未開封のカニ肉包装品を収集し、複数ブランドの複数検体で腸炎ビブリオを確認した。しかし、全ゲノムシークエンス法(WGS)では、カニ肉からのビブリオ分離株は、集団感染株と遺伝的に関連していないことが示された。
9. 集団感染症調査の結果、FDAはベネズエラからの新鮮なカニ肉の検査を強化した。FDAの検査では、検査したどの検体にも腸炎ビブリオは検出されなかったが、サルモネラ属菌及びリステリアが確認された。当該汚染カニ肉は、米国での販売は許可されなかった。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/vibrio/investigations/vibriop-07-18/index.html