食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05001450160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、食品安全、飼料安全及び衛生に関して、離脱後の欧州連合(EU)法に対して行う修正案を提案し意見募集 |
資料日付 | 2018年9月4日 |
分類1 | その他 |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は9月4日、食品安全、飼料安全及び衛生に関して、離脱後の欧州連合(EU)法に対して行う修正案を提案し意見募集を行うと公表した。概要は以下のとおり。 1.背景 英国で行われた国民投票(2016年6月23日)の結果、欧州連合からの離脱が決まった。2018年6月26日、EU離脱法(EUWA)が成立した。EUWAは、英国のEU離脱に際し、直接適用可能な特定のEU法規は英国の法律に転用されることを規定している。この意見募集では、転用後の法規を「離脱後のEU法」と呼ぶ。 当該意見募集は、食品及び飼料規則及びEU離脱に関するものである。また、EUWA(2018年)に基づき、食品安全、飼料安全及び衛生に関して、閣僚らが「離脱後のEU法」に対して行う修正案に関しても問う。特に、EUの特定の機関及び研究所が担う機能を念頭に置いている。 2.主な修正内容 主な修正内容は、現時点で欧州委員会(EC)が担っているリスク管理機能を代替する、また、欧州食品安全機関(EFSA)が担っているリスク評価機能を代替する適切な機関を用意することである。FSAの優先課題は、英国の食品安全及び飼料安全における高い水準を維持することであり、リスク評価においてリスクに基づく合理的な手法の使用を担保することである。 EUとの協議を条件に、英国は、EFSAとの情報交換及び専門知識の共有、科学ネットワークへの寄与、欧州全体における協調関係に基づき、EFSAとの緊密な協働のあり方を再定義し、正式に決定する予定である。 また、食品に関する安全性基準(例えば、衛生又は汚染に関して)の設定及び許認可に関しては、EUの委員会ではなく、英国のしかるべき当局による管轄が可能となるようにする。 修正案は、EU法案に基づくヒト又は動物の健康保護水準、或いは消費者が期待する食品及び飼料(国産製品及び輸入製品)の水準の高さに関する実質的な変更に繋がるものであってはならない。 3.「附属書C:リスク管理及びリスク評価」より抜粋 EU離脱の結果、食品(及び飼料)安全に関する方針決定及び法制化は、英国の責任において行われることになる。 食品安全上のリスク管理に係る決定は、以下を含み多岐に亘る。 ・許容される添加物又は他の食品用化学物質の認可手続きに関するテクニカルな内容の変更 ・「新食品」に関する認可 ・環境由来の望ましくない物質に関する、食品中の許容最大基準値 ・食品中の遺伝子組換え生物(GMO) ・食品中に存在する有害生物を最小化するために用いる放射線照射又は化学物質処理 ・食品安全に関して行われる消費者とのリスクコミュニケーション ・食品安全関連事例への対応 ・フードチェーン保護のための緊急措置 意見募集期間は、2018年9月4日~10月14日である。 当該意見募集の詳細は以下のURLから入手可能。 https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/euexit-regulations-consultation_0.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.food.gov.uk/news-alerts/consultations/proposed-approach-to-retained-eu-law-for-food-and-feed-safety-and-hygiene |