食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05000660160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、鶏肉及び豚肉中の細菌における薬剤耐性に関する調査報告書を公表 |
資料日付 | 2018年9月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は9月5日、鶏肉及び豚肉中の細菌における薬剤耐性(AMR)に関する調査報告書を公表した(48ページ)。概要は以下のとおり。 1.概要 当該調査は、「食品の微生物学的安全性に関する諮問委員会(ACMSF)」が立ち上げた作業部会による正式な報告書を受けて行われた。当該報告書からは、調査項目や、フードチェーンにおけるAMR対策として考えられる手法に関する助言が得られた。 当該調査では、薬剤耐性菌の出現について鶏肉検体中のカンピロバクター及び豚ひき肉検体中のサルモネラ属菌を調べた。また、これらの検体中の腸球菌、クレブシエラ属及び大腸菌に関しても同様に調査が行われた。 鶏肉も豚肉も、流れ出る肉汁が透明になるまで完全に加熱調理すれば、これらの食品の摂取によるヒトの薬剤耐性菌感染リスクは非常に低い。同様のことを行えば、薬剤耐性菌を含む食中毒の原因となる可能性のあるすべての細菌は死滅する。 2.報告書より抜粋(結論) 当該調査研究から、英国の市販鶏肉及び市販豚ひき肉における薬剤耐性菌出現率に関するデータが得られた。 腸球菌及びクレブシエラ属における薬剤耐性率に関しては、現時点では低いという一定の担保が得られている。しかし、基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生性大腸菌や、カンピロバクターのエリスロマイシン耐性に関しては、モニタリングを継続する必要性があるのではないかと指摘されている。 この報告書「英国における市販鶏肉及び市販豚肉検体から分離された細菌の薬剤耐性に関する調査研究:最終報告書」は以下のURLから入手可能。 https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/amrinchickenandporkfinrepjuly18_fs101196.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/publication-of-survey-of-antimicrobial-resistance-in-bacteria-in-chicken-and-pork |