食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04980910149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EU)2015/2283に準じ、新食品としてのホエー塩基性タンパク質の安全性について科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月27日、規則(EU)2015/2283に準じ、新食品としてのホエー塩基性タンパク質の安全性について科学的意見書を公表した(6月27日採択、18ページ、doi.org/10.2903/j.efsa.2018.5360)。概要は以下のとおり。 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養補助食品・栄養・アレルギーパネル(NDAパネル)は、新食品としてのホエー塩基性タンパク質性分離物に対する科学的意見書を公表し、この新食品成分は、提案されている使用方法及びレベルにおいて安全であると結論付けている。 この新食品は、ウシ脱脂粉乳をイオン交換クロマトグラフィーで分離する事により得られ、乳幼児用調製粉乳、食事代替飲料、特定治療のための食餌療法及び食品サプリメントとしての用途が計画されている。提案されている使用方法及びレベルに基づき、推定最大摂取量は乳児の場合、一日当たり24.8mg/kg(体重)、幼児の場合、一日当たり27.8mg/kg体重である。 この新食品に関して提供された、組成、仕様、生産工程及び安定性からは安全性の懸念は生じない。この新食品の組成及び用途を考慮すれば、この新食品を利用しても栄養学的に不利益は被らないと考えられる。遺伝毒性に関しての懸念も存在しないと考えられる。 亜慢性、生後13週ラットを用いた研究において、無毒性量(NOAEL)は、一日当たり2 ,000mg/kg体重である。原料、生産工程及び性質を考慮すれば、成人(推定最大摂取量、13mg/kg体重)に対するばく露マージン(MOE)は154で十分と考えられる。乳児及び幼児に対するばく露マージンは、それぞれ、少なくとも81及び72であると推測される。この新食品の組成、原料、その主成分を消費してきた歴史、生産工程、及び、亜慢性ラットを用いた研究において無毒性量は検査された最大量であった事を考慮すれば、幼児及び乳児に対する上記ばく露マージンは十分であると考えられる。 当該意見書は以下のURLから入手可能。 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5360 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5360 |