食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04971110343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、より適切ながんの対策と予防のために回避可能ながんについて評価したことを公表
資料日付 2018年6月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は6月25日、がんのより適切な対策と予防のために、回避可能ながんについて評価したことを公表した。
 多くのがんが生活様式又は環境に関連あるリスク因子に起因していて、これらの因子へのばく露の実施可能な削除又は削減によって回避可能である。回避可能ながんについて評価することによって、がん予防のために優先すべき行動を特定することができる。
 国際がん研究機関(IARC)との共同研究で、フランスの主要な研究機関又は公衆衛生機関の専門家80人以上が集結し、フランスについてこの様な調査が可能になった。最適な方法及び入手可能な最も網羅されたデータを動員することが可能となった。IARCが収集した発がん性が有る又は恐らく有ると分類された13のリスク因子にばく露されるフランス国民のばく露レベルデータが収集された。また、フランスのがんの記録データから30歳以上の成人の2015年のがん罹患率のデータを使用した。
 これらの調査によると、2015年は約10人に4人の患者のがんが生活様式及び環境に関連するリスク因子に起因していた。即ち、基本的な予防を実施することで346
,000人の新たにがんと診断された患者のうち142
,000人のがんが回避できたはずである。2000年のがんの原因に関する過去の報告書と比較し、食事(赤肉及び加工肉の摂取等)及び、より多くの職業ばく露(トリクロロエチレン、ディーゼル排気ガス等)が追加、考慮された。
 調査結果から、喫煙は2015年のがんの原因の20%を占めている。アルコールは2番目に重要な原因で2015年に発生したがんの8%を占め、男性では食品(5.7%)、女性では過体重及び肥満(6.8%)が続く。
 しかし、重要な因子(アルコール、食事、過体重)、その他紫外線(太陽光線のリスク)へのばく露や一部の感染症の予防策については、効果的な予防策があるにも拘わらず、たばこによる健康被害の削減を目指した予防策ほどには開発されていない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://invs.santepubliquefrance.fr/beh/2018/21/pdf/2018_21.pdf