食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04970970149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月11日、 食用及び飼料用遺伝子組換えトウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21とその下位掛け合わせ(subcombination)系統3種を規則 (EC) No 1829/2003の下で評価した科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年7月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月11日、 食用及び飼料用遺伝子組換えトウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21とその下位掛け合わせ(subcombination)系統3種を規則 (EC) No 1829/2003の下で評価した科学的意見書を公表した(application EFSA‐GMO‐DE‐2010‐86) (5月31日採択、35ページ、doi.org/10.2903/j.efsa.2018.5309)。概要は以下のとおり。 この意見書でGMO(Genetically Modified Organism)パネルは、4系統からなるスタック系統トウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21 及びこれを用いた下位掛け合わせ系統3種を、それらの源となった系統とは別に評価をしている。 既にこのスタック系統トウモロコシ作製に用いられた4系統とこれを用いた下位掛け合わせ系統7種を評価しているが、安全性の懸念は確認されなかった。これら4系統と7種の下位掛け合わせ系統について、既に得られている結論の変更に至るような新たなデータは確認されていない。分子的特性、農業的特性、表現型特性及び組成的特性に基づき、このスタック系統に用いられた4系統を掛け合わせた系統に食品及び飼料の安全性に関する問題は認められなかった。 トウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21の組成特性の栄養評価に基づき、この遺伝子組換えトウモロコシ由来の食品及び飼料は非遺伝子組換え品種由来の製品と同一の栄養効果が期待される。トウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21の発芽可能な穀粒が偶発的に環境に放出された場合、環境への安全性の懸念は生じない。当該出願の範囲内において、トウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21は非遺伝子組換え対照品種と栄養学的に同等であり、且つ、安全であると結論している。 3種の下位掛け合わせ系統について実験データは提出されていないが、4系統間の相互作用の可能性を評価し、掛け合わせによって安全性の懸念は生じないと結論している。故に、これらの下位掛け合わせ系統は、源となった4系統、既に評価済みの下位掛け合わせ系統及び4系統から成るスタック系統と同様に安全であると期待される。 市販後の環境モニタリング計画及び報告間隔は、トウモロコシBt11×MIR162×1507×GA21、その下位掛け合わせ系統の予定されている用途に則している。 この意見書には、GMOパネル委員から挙げられた少数意見も付加されている。 当該意見書は以下URLから入手可能。 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5309 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5309 |