食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04970480149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フェナザキンの輸入トレランスの改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2018年7月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月11日、農薬有効成分フェナザキン(fenazaquin)の輸入トレランスの改正に関する理由を付した意見書(2018年6月8日承認、23ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5330)を公表した。概要は以下のとおり。
 アーモンドにおけるフェナザキンの輸入トレランスの改正申請が行われた。申請を支持するデータは、アーモンドの残留基準値(MRL)を導出するのに十分であった。適切な分析手法が入手可能であり、フェナザキン及びその代謝物の対象作物における残留物を0.01 mg/kgの定量限界(LOQ)で管理することができる。
 EFSAはリスク評価の結果に基づき、報告されている農業生産管理に従ってフェナザキンを使用した結果生じる残留物の短期及び長期の摂取が、欧州の消費者にリスクを生じる可能性は低いと結論付けた。慢性消費者リスク評価では、欧州でフェナザキンの使用が認可されている作物における代謝物2-(4-tert-butylphenyl)ethanol(TBPE)の発生に係る情報がないことによる非標準的不確実性に影響を受けている。このため、MRLレビューの枠組で、代謝物TBPEの残留濃度に係る情報提供が必要である。
 フェナザキンのMRL改正案は次のとおり。
 対象作物    現行MRL(mg/kg)     改正案(mg/kg)  
 アーモンド       0.01(LOQ)         0.02
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5330