食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04970450149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分オキサチアピプロリンの農薬リスク評価に係る技術報告書を公表
資料日付 2018年7月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月5日、農薬有効成分オキサチアピプロリン(Oxathiapiprolin)の農薬リスク評価に係る欧州連合加盟国(EU)、申請者との確認データを考慮した協議結果について技術報告書(2018年6月13日承認、18ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2018.EN-1434)を公表した。概要は以下のとおり。
 オキサチアピプロリンは2017年に認可されたが、認可には申請者が欧州委員会(EC)に対して次の情報を提供する義務を負う特定の条件がついていた。
(1)不純物の妥当性を含む、製造された有効成分(商業規模の生産に基づく)の技術仕様書
(2)毒性及び環境毒性バッチが技術仕様書を遵守していること
 この報告書は、欧州連合(EU)の報告担当加盟国(RMS)のアイルランド、EU加盟国、申請者、及びEFSAの協議結果、EFSAの科学的見解、及び結論の要約である。
 オキサチアピプロリンは、1-(4-{ 4-[ (5RS)-5-(2
,6-difluorophenyl)-4
,5-dihydro-1
,2-oxazol-3-yl]-1
,3-thiazol-2-yl}-1-piperidyl)-2-[5-methyl-3-(trifluoromethyl)-1H-pyrazol-1-yl]ethanone(IUPAC)のISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)名で、代表的処方製品は 「オキサチアピプロリン100g/L (油分散)」である。代表的な用法は、可食用及びワイン用ぶどうにおけるPlasmopara viticola、及びじゃがいも類、トマト類、及びナス類におけるPhythophthora infestansへの散布使用である。
 提出が義務付けられている有効成分の技術仕様書を提案する確認データが提出され、その仕様書は参照仕様書である。
 毒性学的観点から、毒性試験で使用されたバッチは新たな仕様書を十分に代表していると考えられるため、この仕様書での不純物の量は容認できる。しかしながら、入手可能なデータに基づくと、不純物の毒性学的関連性を結論付けることができない。
 環境毒性学的評価を受けて、その関連試験で使用されているバッチは技術仕様書を支持していると結論付けている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1434