食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04970070149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物として使用するポリエチレングリコールの精度を高めたばく露量評価に係る科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年6月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月22日、食品添加物として使用するポリエチレングリコール(polyethylene glycol)(E1521)の精度を高めたばく露量評価に係る食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル(ANSパネル)の科学的意見書(2018年5月15日採択、17ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5293)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAのANSパネルは欧州委員会(EC)の要請を受けて、食品添加物として使用される場合のポリエチレングリコール(E1521)(PEG)の精度を高めたばく露量評価を実施した。この評価はデータ募集で入手可能になった濃度データに基づき実施された。 これらの新たなデータに加えて、世界の市場で新たに販売される包装商品をモニタリングしているオンラインデータベースのミンテルのグローバル新商品データベース(the Mintel’s Global New Products Database:GNPD)から、食品の表示ラベルに記載されている食品添加物に係る情報が抽出された。 PEGの使用量が食品サプリメントに関してのみ入手可能であることを考慮して、食品添加物として使用されるPEGへの食品由来ばく露量は、食品サプリメント消費者だけのシナリオで、最大許容量(MPL)と、データ募集で業界報告から得られた最大使用量を使用して評価された。 精度を高めたばく露量評価の平均値の最高は、子供(3~9歳)の3.5mg/kg 体重/日、95パーセンタイルの最大ばく露量は、年長者(65歳以上)の6.1mg/kg 体重/日であった。 両方のばく露量シナリオともに、食品サプリメントは全てPEGを含有していると仮定したが、GNPDの情報では、PEGは食品サプリメントの一部にしか使用されていなかった。 不確実性を考慮して、ANSパネルは、これらのばく露量評価は食品添加物として使用されるPEGへの実際のばく露量を過大評価している可能性が高いと結論付けた。またANSパネルは、ばく露量評価の最大値は、食品科学委員会(SCF)が以前設定したグループ許容一日摂取量(ADI)(PEG300-4 ,000では5mg/kg 体重/日)、及び国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)が設定したグループADI(PEG200-10 ,000では10mg/kg 体重/日)の範囲内に収まっていることに注目した。 ANSパネルは、精度を高めたばく露量評価はPEGの使用量報告の情報に基づいていることに注目した。もし現行が変われば、この精度を高めたPEGのばく露量評価は代表的ではなくなるため、更新されるべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5293 |