食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04950560149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料中に存在するフモニシン、モディファイドフモニシン(modified forms)及び隠れたフモニシン(hidden forms)に関連する動物の健康影響に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年5月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月25日、飼料中に存在するフモニシン、モディファイドフモニシン(modified forms)及び隠れたフモニシン(hidden forms)に関連する動物の健康影響に関する科学的意見書(2018年3月22日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 主にFusarium verticillioides及びFusarium proliferatumにより産生されるかび毒であるフモニシンは、ほとんどが穀物(特にトウモロコシ)中に存在する。 飼料中のフモニシンとしては、フモニシンB1(FB1)、FB2及びFB3が最も多いことから、これらが評価の対象となった。 FB1、FB2及びFB3は同じ作用機序であり、毒性学プロファイル及び毒性能も類似していると考えられた。EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、フモニシンに関して、牛、豚、家きん(鶏、あひる及び七面鳥)馬における無毒性量(NOAEL)及び魚(コイから外挿)及びうさぎにおける最小毒性量(LOAEL)を特定した。めん羊、山羊、イヌ、ネコ及びミンクに関してはリファレンスポイントを特定することはできなかった。 フモニシンが潜在的に存在する代表的な飼料検体18 ,140件(2003~2016年に欧州19か国から収集、しかし大半は欧州連合(EU)の4加盟国産)について、FB1~3に関する給餌ばく露が推定された。更に、隠れたフモニシンが存在する可能性を考慮し、文献から導き出された付加係数(additional factor)1.6が実際の検出データに加味された。 モディファイドフモニシンについては、発生及び毒性に関するデータが特定されなかったことから、今回の評価には含まれなかった。 平均ばく露推定に基づけば、FB1~3を含む飼料がもたらす有害な健康影響は、反すう動物に対しては非常に低い、また、家きん、馬、うさぎ、魚に対しては低い、更に、豚に対しては潜在的な懸念があると考えられた。 同様の結論は、FB1~3及び隠れたフモニシンの総和にも適用される(豚を除く)。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.2903/j.efsa.2018.5242 |