食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04950390104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関する続報を更新(5月16日、6月1日)
資料日付 2018年6月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は5月16日及び6月1日に、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関する続報を更新した。概要は以下のとおり。
I. 5月16日付け
1.前回5月9日の更新以降、13州から23人の患者がこの調査に追加された。新たに3州(アイオワ州、ネブラスカ州及びオレゴン州)が患者の報告をしている。
2.症例数更新情報:5月15日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者172人が32州から報告されている。発症日は2018年3月13日から5月2日まで、年齢は1歳から88歳で、年齢中央値は29歳、65%が女性である。情報の得られた157人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群を発症した20人を含む75人(48%)が入院した。カリフォルニア州で1人の死亡が報告されている。
3.これまでに収集された情報によると、アリゾナ州ユマの栽培地帯からのロメインレタスが志賀毒素産生性大腸菌O157:H7に汚染されており、人々の病気の原因となったことを示唆している。
4.米国食品医薬品局(FDA)によると、アリゾナ州ユマの栽培地帯からのロメインレタスの最終出荷は2018年4月16日に収穫されたもので、当該ロメインレタスの収穫期は終了している。ユマの栽培地帯からのいずれのロメインレタスも商品の有効期間は21日間であるため、店舗或いは飲食店でまだ入手できるという可能性は低い。
II. 6月1日付け
1.前回5月16日の更新以降、13州から25人の患者がこの調査に追加された。新たに3州(アーカンソー州、ノースカロライナ州及びオクラホマ州及び)が患者の報告をしている。
2. 更に4人の死亡(アーカンソー州:1人、ミネソタ州:2人、ニューヨーク州:1人)が報告された。
3. 最近発症したほとんどの患者は、ユマの栽培地域からのレタスが店舗、飲食店、或いは人々の家庭でまだ入手可能であった時期に、当該ロメインレタスを喫食している。一部の患者は、ロメインレタスを喫食していないが、ロメインレタスを喫食して発症した別の人と濃厚接触があった。
4. 症例数更新情報:5月30日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者197人が35州から報告されている。発症日は2018年3月13日から5月12日まで、年齢は1歳から88歳で、年齢中央値は29歳、68%が女性である。情報の得られた187人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群を発症した26人を含む89人(48%)が入院した。5人の死亡がアーカンソー州(1人)、カリフォルニア州(1人)、ミネソタ州(2人)及びニューヨーク州(1人)から報告された。
5. カナダ公衆衛生庁(PHAC)は、カナダの複数州の人々が、当該集団感染と同じDNAフィンガープリントを有する腸管出血性大腸菌O157:H7株に感染したことを確認した。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2018/o157h7-04-18/index.html