食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04950380316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁 (BVL)、卵及び鶏肉中のフィプロニル検査の最新の結果を公表
資料日付 2018年5月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁 (BVL)は5月3日、卵及び鶏肉中のフィプロニル検査の最新の結果を公表した。概要は以下のとおり。
 昨年夏に起きた有効成分フィプロニルの違法使用を受け、欧州委員会(EC)は、欧州連合(EU)加盟国と共に欧州全体で行う臨時検査プログラムを導入した。同プログラムの枠組みの下、卵及び鶏肉/-脂肪検体について、フィプロニル及び他の67種類の物質(殺ダニ剤及び殺生物剤)に関する検査が行われた。
 検体の92%がフィプロニル非検出であった。フィプロニルが検出された検体で、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が健康影響の可能性があると考える濃度を超えたものはなかった。
 ドイツでは、EUの枠組み下で行われる当該検査で、合計2
,149検体が収集され、16
,672の分析結果が得られた。8%の食品検体からフィプロニルが検出された。
 鶏卵に関しては、1
,441検体について検査が行われた。7%(103検体)でフィプロニルが検出された。うち4%(57検体)からは、残留基準値(MRL)である0.005g/kgを上回る濃度で検出された。フィプロニルの最大検出濃度は0.45mg/kgであった。鶏卵を摂取する場合に健康影響の可能性があるとBfRが考える摂取量である0.72mg/kgを上回る検体はなかった。
 ブロイラー及び雌鶏由来の鶏肉(筋肉)と、採卵鶏(スープの出汁用)由来鶏肉についても検査が行われた。ブロイラー由来鶏肉では、161検体中4検体(2%)からフィプロニルが検出された。MRLを超える濃度で検出された検体はなかった。採卵鶏(スープの出汁用)由来鶏肉では、90検体中21検体(23%)からフィプロニルが検出された。うち9%(8検体)でMRLを超えていた。しかし、最大検出濃度は0.175mg/kgで、これは、鶏肉を摂取する場合に健康への有害影響の可能性があるとBfRが考える摂取量である0.77mg/kgを大きく下回っていた。
 更に、卵白、卵黄及び雌鶏(スープの出汁用)脂肪検体についても検査が行われた。フィプロニルの最大検出濃度は0.053mg/kgであった。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/DE/08_PresseInfothek/01_FuerJournalisten_Presse/01_Pressemitteilungen/01_Lebensmittel/2018/2018_05_03_PI_Fipronil.html