食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04940710305
タイトル 欧州連合(EU)、乳児用調製補完食品のたん白質含有量に係る委員会委任規則を改正
資料日付 2018年4月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は4月12日、乳児用調製補完食品(follow-on formula)のたん白質含有量に関する委員会委任規則(EU) 2016/127の改正を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 委員会委任規則(EU) 2016/127は、特に乳児用調製補完食品の構成物及び表示の規則を定めている。
2. 同規則は特に、牛の乳あるいは山羊の乳のたん白質から製造される乳児用調製補完食品は最低1.8 g たん白質/100 kcal(0.43 g/100 kj)を含むことと定めている。
3. 委員会は食品事業者から、牛の乳を原料とする最低1.61 g/100 kcal(委員会指令2006/141/EC及び委任規則(EU)2016/127の許容値を下回っている)のたん白質を含有するインタクトたん白質(intact protein)に基づく乳児用調製補完食品を販売する旨の要望書を受領した。
4. 欧州食品安全機関(EFSA)は2017年4月5日、委員会の要請に基づき、最低たん白質含有量1.6 g/100 kcalの乳児用調製補完食品の乳児による使用の安全性及び適合性に係る科学的意見書を公表した。EFSAは、牛の乳あるいは山羊の乳を原料とし、たん白質含有量を1.6 g/100 kcal(0.38 g/ 100kj)とし、それ以外は欧州連合の関連規則の条件を遵守しているインタクトたん白質に基づく乳児用調製補完食品の使用は、十分な品質の補完する食品の摂取と一緒に行えば、欧州に居住する健康な乳児にとって安全であり、適していると結論付けた。本意見に基づき、及び革新的な食品の開発を強化するために、委任規則(EU) 2016/127で定める牛の乳あるいは山羊の乳のたん白質に基づく乳児用調製補完食品の最低たん白質含有量は1.6 g/100 kcalに引き下げられるべきである。
5. 従って、委任規則(EU) 2016/127の付属書IIは改正されるべきである。
委任規則(EU)2018/561は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL https://eur-lex.europa.eu/oj/2018/04/direct-access.html?ojYear=2018