食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04940190328
タイトル 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、ネオニコチノイド系農薬に対する更なる規制が欧州連合(EU)で合意された旨、情報提供
資料日付 2018年4月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は4月27日、ネオニコチノイド系農薬に対する更なる規制が欧州連合(EU)で合意された旨の情報提供を行った。概要は以下のとおり。
 英国は、3種類のネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン、イミダクロプリド及びチアメトキサム)の屋外での使用を禁止するとの提案に賛成票を投じた。
 現時点で、ネオニコチノイド系農薬は、ナタネ、春播き穀物への使用が、また、冬播き穀物への散布が禁止されているが、テンサイの処理、種々の園芸作物及び冬播き穀物の種子処理へは使用することが可能である。
 昨年(2017年)11月、Michael Gove環境大臣は、「ネオニコチノイド系農薬はミツバチ及び他の花粉媒介者に対して有害であるとする科学エビデンスの重みが増してきていることから、ネオニコチノイド系農薬に対するより厳しい規制は正当性を有する」と発言した。
 当該発言は、農薬に関する政府の諮問委員会による助言を受けて行われた。当該助言は、科学的エビデンスはネオニコチノイド系農薬による環境リスク(特にミツバチ及び花粉媒介者に対するリスク)が以前の認識よりも増大していることを示唆しているとして、更なる規制を支持している。
 DEFRAの報道官は、「DEFRAは、次世代のための環境保護強化に注力している。ネオニコチノイド系農薬の更なる規制を支持する本日の投票結果を歓迎する」と述べた。
 更に、「英国政府は、常々、この問題に関しては科学主導であるべきとの立場を明確にしてきた。今や、エビデンスの重み付けは、ネオニコチノイド系農薬により環境(特にミツバチ及び花粉媒介者)にもたらされと考えられるリスクは以前の理解よりも増大していることを示している」と続けた。
 現在の規制は、農業者などのための約8か月間の移行期間を経て新たな規制措置が施行されるまで残る。
 科学的エビデンスに変更がない限り、政府は、今回決定した更なる規制をEU離脱後も維持する予定である。
 英国は、緊急認可を検討する権利を保持する。当該権利は、ネオニコチノイド系農薬が真に必要とされる場合及びミツバチ及び他の花粉媒介者に対するリスクが十分に低下している場合に限り行使される予定である。
 「「農薬に関する専門委員会」(ECP)の助言」(10ページ)は以下のURLから入手可能。
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/658146/ecp-ministers-advice-1710.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
URL https://www.gov.uk/government/news/further-restrictions-on-neonicotinoids-agreed