食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04930450470 |
タイトル | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、カンピロバクター症に関する2015年疫学報告書を公表 |
資料日付 | 2018年4月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月30日、カンピロバクター症に関する2015年疫学報告書を公表した(6ページ)。概要は以下のとおり。 1.2015年に欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)では231 ,650人のカンピロバクター症確定症例が報告された。 2.EU/EEAのおよその届出率は人口10万対62.3症例で、2014年比4.3%減であった。 3.カンピロバクター症は5歳未満の小児が一番多い。全体の届出率は人口10万対181.2症例であった。 4.届出率は全年齢において男性の方が女性より僅かに高い。 5.カンピロバクター症ははっきりとした季節性があり、7月の症例数が格段に多い。 6.多くの国で、ヒトのカンピロバクター症に共通する食中毒源は鶏肉である。ヒトの感染症と同様に、肉用若鶏でのカンピロバクターのコロニー形成にもはっきりした季節性があり、夏季にリスクが高まる。家きん類は全体として、環境的伝播及び直接の接触、更に家きん肉の摂取と調理を併せて、症例のおよそ80%の原因になっていると推定される。他の感染源は、未殺菌の飲用水、都市部のハト、ペット及び環境となっている。 MLST(多座塩基配列型別)法を用いた研究が、ヒトのカンピロバクター症の感染源の解明に貢献している。例として、ルクセンブルクではカンピロバクター症の多数が家きん類(61%)、反すう動物(33%)に由来していた。また、イタリアでは、鶏が主な宿主で(70%)、次いで牛(8%)、環境(6%)、野鳥(7%)、小型反すう動物(5%)及び豚肉(3%)となっていた。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 https://www.ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/AER_for_2015-campylobacteriosis.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
情報源(報道) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
URL | https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/campylobacteriosis-annual-epidemiological-report-2015 |