食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04920480149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EC)No 1829/2003の下で、食品・飼料用途、輸入及び加工を目的とした遺伝子組換えトウモロコシMON 87403の評価に係る科学的意見書を公表
資料日付 2018年3月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月28日、規則(EC)No 1829/2003の下で、食品・飼料用途、輸入及び加工を目的とした遺伝子組換え(GM)トウモロコシMON 87403の評価に係る科学的意見書(EFSA-GMO-BE-2015-125)(2018年3月8日採択、28ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5225)を公表した。概要は以下のとおり。
 トウモロコシMON 87403は、ホメオドメインロイシンジッパーファミリー、クラスII(HD‐Zip II family)の植物転写因子をコードするシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)由来の改変AtHB17遺伝子の発現により、早期生殖期に雌穂バイオマスを増加させる目的で開発された。分子特性データ及びバイオインフォマティクス分析では、食品及び飼料安全性の評価が必要となる問題は確認されなかった。トウモロコシMON 87403とその従来型対応品種(counterpart)との間で農学的及び表現型特性について比較試験されたが、統計学的有意差は確認されなかった。トウモロコシMON 87403の組成分析では、更なる評価が必要となる差異は確認されなかった。 トウモロコシMON87403に発現したAtHB17Δ113タンパク質に毒性及びアレルギー性に関する安全性の懸念は、GMOパネルにより確認されなかった。トウモロコシMON 87403に由来する食品及び飼料の栄養価は、非GMトウモロコシ品種由来の食品及び飼料の栄養価と異なるとは考えられない。GMOパネルは、比較分析及び分子特性評価で検討された研究の結果に基づいて、トウモロコシMON 87403が従来型対応品種のトウモロコシと同等に、安全で栄養があると結論付けた。トウモロコシMON 87403の生存可能な穀粒が環境中に偶発的に放出された場合、トウモロコシMON 87403は環境上の安全性に懸念を生じさせない。市販後環境監視計画及び報告間隔は、トウモロコシMON 87403の意図された用途に即している。従ってGMOパネルは、本申請に記載されているとおり、トウモロコシMON 87403はヒト及び動物の健康並びに環境に対する潜在的影響に関して、従来型対応品種及び試験した非GMトウモロコシ参照品種と同等に安全であると結論付ける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.2903/j.efsa.2018.5225