食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04920340104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、刻みロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関する情報を公表(4月13日)
資料日付 2018年4月13日
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概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は4月13日、刻みロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関する情報を更新した。概要は以下のとおり。
1.CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州における志賀毒素産生性大腸菌O157:H7の集団感染症に関して調査を行っている。
2.これまでに収集された情報によると、アリゾナ州ユマの栽培地帯からのロメインレタスが腸管出血性大腸菌O157:H7で汚染されていた可能性が示唆されている。現時点では、共通の生産者、供給元、販売業者或いはブランドは特定されていない。
3. 4月12日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者35人が11州から報告されている。発症日は2018年3月22日から3月31日まで、年齢は12歳から84歳、年齢中央値は29歳、69%が女性である。腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群を発症した3人を含む22人が入院、死亡者は報告されていない。
4. 現在の集団感染症は、最近複数州において発生した葉菜類に関連する腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症との関連性はない。 以前のその集団感染症の患者は、異なるDNAフィンガープリントの大腸菌O157:H7に感染していた。
5.疫学的証拠によると、刻みロメインレタスが、この複数州における集団感染源となっている可能性が高いことを示している。聞き取り調査を行った28人のうち26人(93%)が、発症前の1週間にロメインレタスを摂取したと報告した。この割合は、46%が聞き取り調査前の1週間にロメインレタスを摂取したと報告した健常者の調査の結果よりも有意に高い。ほとんどの人がレストランでサラダを食べており、ロメインレタスは食べたサラダの中で唯一の共通食材であると報告されている。レストランは、袋入りの刻みロメインレタスを使用してサラダを作ったと報告した。現時点では、患者はレタス株全体を食べたのか、レタスの中の柔らかい部分を食べたのかは報告していない。
6.この調査は進行中であり、更なる情報が入手され次第、公開する予定である。
7.消費者へのアドバイス
・米国内のどこであっても、刻みロメインレタスの入ったサラダやサラダミックス等、市販の刻みロメインレタスを家で保存している消費者は、例え一部を喫食して発症していなくても、食べずに廃棄すること。レタスがロメインレタスかどうか分からない場合は、食べずに廃棄すること。
・食料品店でロメインレタスを購入する前、或いはレストランで喫食する前に、店舗及びレストランで、アリゾナ州ユマの栽培地帯からの刻みロメインレタスではないことを確認する必要がある。ロメインレタスの産地を確認できない場合は、購入、喫食しないこと。
8.レストラン及び小売店へのアドバイス
・レストラン及び小売店は、アリゾナ州ユマの栽培地帯からの刻みロメインレタスの入ったサラダやサラダミックス等、どのような刻みロメインレタスであっても提供、販売しないこと。
・レストラン及び小売業者は、刻みロメインレタスの産地について供給元に確認すること。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2018/o157h7-04-18/index.html