食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04910300149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)及び 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2017年11月から2018年2月までの鳥インフルエンザの概括報告書を公表 |
資料日付 | 2018年3月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)及び 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は3月23日、2017年11月から2018年2月までの鳥インフルエンザの概括報告書を公表した(55ページ、2018年3月22日承認)。 欧州では2017年11月16日から2018年2月15日の間に、家きん農家で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N6)の1件、HPAI A(H5N8)の5件の集団感染が、捕獲鳥でのHPAI A(H5N6)の2件及び野鳥類でのHPAI A(H5N6)の22件の集団感染の発生報告があった。家きん類への侵入はHPAI A(H5N8)に比べてHPAI A(H5N6)の方が低い。欧州に蔓延しているHPAI H(H5N6)ウイルスがヒトに感染するクレードと関連しているとの証拠は今日までない。 ブルガリアからの報告によれば、HPAI A(H5N8)に感染したあひるの臨床兆候は減少しているとみられる。しかしながら、HPAI A(H5N8)は依然として欧州に存在し、近隣地域に拡大している。この3か月間の野鳥でのHPAI A(H5)ウイルスによる野鳥の死亡事例の大半が1羽のみである。このことは、対象とする種の鳥類の1羽のみの死亡例の調査が、HPAI A(H5)の全体的なパッシブサーベイランスにおいて重要であることを示している。更に、3加盟国では低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)集団感染が20件報告されていた。 欧州における一般市民への人獣共通感染症の感染リスクは極めて低いと考えられる。中国では初めて、鳥インフルエンザA(H7N4)感染者が報告され、新興の鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染する脅威が示された。HPAI A(H5N1)及びA(H5N8)に関してアフリカ及び中東での状況を詳細に監視することが求められる。 欧州と地理的に繋がっている地域でのウイルスの制御不能な拡散及びその後の遺伝的進化は、不確実性及びウイルスの更なる拡散リスクを増加させるかもしれない。第三国から欧州への野生の渡来鳥によるHPAIの侵入リスクは、野鳥が南の境界線を越えることの方が北東の境界線を越えることに比べ依然として格段に低いと考えられている。また、貿易による侵入は、依然として非常に~極めて起きる可能性が低い。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 https://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/avian-influenza-overview-nov-2017%E2%80%93Febr-2018.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5240 |