食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04890300470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州の複数国で発生しているリステリア・モノサイトゲネスPCR血清群IVb、MLST 6による集団感染の疫学情報を更新
資料日付 2018年3月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は3月7日、欧州の複数国で発生しているリステリア・モノサイトゲネスPCR血清群IVb、MLST 6による集団感染の疫学情報を更新した。
 2017年12月6日に、Listeria monocytogenes 血清群IVb 多座塩基配列型 6(MLST 6)による複数国での集団感染症に関する緊急リスク評価書を発表して以降、欧州連合(EU)の4加盟国から新たな集団感染症例が7例確認された。これらの症例のうち2例は死亡している。
 3月6日現在、当該集団感染では2015年12月から2018年2月の間に32症例の関連が確認されている。新たな確定症例が報告されたのは、デンマーク(2例)、フィンランド(2例)、スウェーデン(1例)、英国(2例)であった。以前にフィンランドから報告された症例は、欧州集団感染症例定義に用いられる基準に合致しないことから、除外された。死亡の2例はデンマーク及びスウェーデンから報告された。
 集団感染は全ゲノムシークエンス解析法によって検出された。コアゲノム多座塩基配列型別法(cgMLST)による解析から、ヒト分離株は全て、フィンランドの集団感染代表株であるL. monocytogenes MLST 6と対立遺伝子の違いが5以下で分類されることがわかった。
 フィンランド公衆衛生研究所が3月5日、当該集団感染について新たな事柄を公表した。(訳注:1症例が発症前にとうもろこしを加熱せずに摂取していたことから、当該ロットの製品が市場からリコールされている。)
 ECDC及び欧州食品安全機関(EFSA)は当事件について集団感染リスク評価を協働しているところである。これが公表されるまでは、ECDCが以前公表した緊急リスク評価書での評価及び結論が有効である。
 2017年12月7日公表の「欧州の複数国で発生しているリステリア・モノサイトゲネスPCR血清群IVb、MLST ST6による集団感染」緊急リスク評価書は以下のURLから入手可能。
https://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/RRA-Listeria-monocytogenes-2017_0.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://ecdc.europa.eu/en/news-events/epidemiological-update-multi-country-outbreak-listeria-monocytogenes-pcr-serogroup-ivb