食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04890270104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、生のスプラウトに関連した複数州におけるサルモネラ・モンテビデオ集団感染症に関する情報を最終更新 |
資料日付 | 2018年2月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は2月28日、生のスプラウトに関連した複数州におけるサルモネラ・モンテビデオ集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。 1.CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局の職員、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州におけるSalmonella Montevideo集団感染症に関して調査を行った。 2.2018年2月27日時点で、S. Montevideo株に感染した10人が3州から報告されている。入院患者及び死亡者の報告はなかった。発症日は2017年12月20日から2018年1月28日まで、患者は10人全員女性、年齢は26~56歳、年齢中央値は42歳であった。 3.全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者由来の分離株が遺伝的に近縁であることが示された。これは、本集団感染の患者の感染源は共通である可能性が高いということを意味している。 4.CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)研究所による標準薬剤感受性試験法を用いた集団感染分離株の試験では、薬剤耐性のない1分離株と、ストレプトマイシン耐性の1分離株が示された。ストレプトマイシンはサルモネラ症患者の治療には一般的には使用されない抗生物質である。 5.疫学のエビデンスは、生のスプラウトが複数州の集団感染源となっている可能性が高いことを示した。 ・この集団感染症の患者は、イリノイ州とウィスコンシン州のJimmy John’sレストランで提供されたサンドイッチに入った生のスプラウトを喫食したと報告した。 ・この集団感染症の患者1人は、ミネソタ州の食料品店から購入した生のスプラウトを喫食したと報告した。 6.本集団感染症は終息したとみられる。この集団感染症の原因となった汚染スプラウトは全て、現時点で推奨保存期間を過ぎている。FDA及び州、並びに地方の規制当局は、スプラウトの由来及びその流通チェーンを確定するための遡及調査を行った。今までのところ、汚染源は特定されていない。 7.生及び軽く加熱したスプラウトは、食中毒及び集団感染の原因となることが知られている。CDCは、消費者、飲食店及びその他小売業者は、スプラウトを喫食することによって病気にならないよう常に食品安全慣行に従うことを勧告する。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/salmonella/montevideo-01-18/index.html |