食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04870430104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、慢性消耗性疾患(CWD)の発生に関する情報を更新 |
資料日付 | 2018年1月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は1月16日、慢性消耗性疾患(CWD)の発生に関する情報を更新した。概要は以下のとおり。 2018年1月現在、米国本土の少なくとも22州及びカナダの2州において、野生(free-range)のシカ、アメリカアカシカ(elk)及び/又はヘラジカ(moose)でのCWDが報告されている。更に、ノルウェーではトナカイ及びヘラジカでのCWDが報告されており、韓国では少数の輸入症例が報告されている。 この疾病は、農場で飼育されたシカ及びアメリカアカシカでも見つかっている。 CWDは、1960年代後半にコロラド州において捕獲飼育(captive)シカで初めて確認され、その後1981年に野生のシカでも確認された。1990年代まで、CWDはコロラド州北部とワイオミング州南部の周辺地域で報告されていた。2000年以降、野生(free-range)動物のCWD感染が知られている地域は、中西部、南西部、東海岸の限定的な地域を含む、少なくとも22州に増加している。強力な動物監視体制のないその他の州においてもCWDが発生している可能性はあるが、患獣は未だ発見されていない。一度CWDが発生した地域では、その環境に長期間リスクが残存する可能性がある。感染地域は拡大を続ける可能性が高い。 全国的にみれば、野生(free-range)のシカ及びアメリカアカシカでの全体的なCWD発生率は比較的低い。しかし、疾病が発生しているいくつかの地域では、感染率は10%(10頭中1頭)を超え、局所的には25%(4頭中1頭)以上の感染率が報告されている。一部の捕獲飼育シカでの感染率はより高く、少なくとも1つの捕獲飼育シカ群で感染率が79%(5頭中4頭に近い)であったことが報告されている。 (訳注:捕獲飼育(captive)シカとは、野生のシカを捕獲し、その後柵で囲った広い区域で飼育されているシカ。 野生(free-range)シカとは、移動を制限するような柵がない地域で生息している野生のシカ。) |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/prions/cwd/occurrence.html |