食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04860780149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、全ての食事源に由来する遊離糖類に関する科学的意見書に用いるプロトコル案について意見公募 |
資料日付 | 2018年1月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月9日、全ての食事源に由来する遊離糖類(free sugars)に関する科学的意見書に用いるプロトコル案(50ページ)を公表し、3月4日までの意見公募を開始した。報道発表資料の内容は以下のとおり。 1. EFSAは、食事経由の糖類の今後の評価に用いる予定である手法について意見を求めている。この評価の目的は、「遊離」糖類摂取量のカットオフ値(有害な健康影響に関連しない閾値)を設定することである。 2. EFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、以下のことに用いる方法を明確にするためのプロトコルを起草した。 ・データ収集(即ち、どのデータを評価に用いるか、また、そのようなデータをどのように特定し、選定するか) ・関連性を有するエビデンス(科学的根拠)の評価 ・科学的意見書の根拠となる結論を引き出すためのエビデンスの分析及び統合 3. EFSAのNDA パネルのDominique Turck座長は、「これは重要かつ複雑な作業部分であるため、我々が評価を開始する前に、我々の評価手法について意見を述べる機会を利害関係者や一般市民に与えたいのです」と述べた。 4. 「我々は、この評価の透明性と方法論的厳格さの両方の最適化に役立つ意見や提案が科学コミュニティー全体から寄せられるのを楽しみにしています」(同座長)。 5. 関心のある方々は、当該プロトコルに関する意見を3月4日まで提出することができる。 6. また、EFSAは、この評価に用いる方法論を議論するための専門会合を2月13日にブリュッセル(ベルギー)で開催する。この会合への参加登録を現在受付中である。 7. 背景 遊離糖類には、製造者や消費者が食品に加える単糖類(monosaccharides)(ブドウ糖(glucose)、果糖(fructose)、ガラクトース(galactose))及び二糖類(disaccharides) (ショ糖(sucrose)、乳糖(lactose)、麦芽糖(maltose)、トレハロース(trehalose))、並びに蜂蜜、シロップ、果実ジュース及び果実濃縮ジュース中に存在する天然糖類が含まれる。 検討対象の健康影響には、微量栄養素の摂取量と栄養状態、体重と肥満、グルコースの恒常性と2型糖尿病、心血管のリスク因子と疾患、肝機能及びう歯(むし歯)が含まれる。 デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー及びスウェーデンの各国の食品機関から要請を受けた助言は、欧州連合(EU)加盟国による遊離糖類の喫食量に関する勧告の策定及び食品に基づく食事ガイドラインの立案に役立つことになる。 EFSAは2010年、炭水化物及び食物繊維(糖類を含む)についての食事摂取基準に関する助言を提供した。当時において利用可能なエビデンスは、総糖類又は添加糖類の一日摂取量の上限値を設定するには不十分であった。 関連情報は、以下の各URLから入手可能。 ・当該プロトコル案 https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/engage/180109.pdf ・当該専門会合に関する詳細情報 http://www.efsa.europa.eu/en/events/event/180213 ・当該専門会合の議事次第(案) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/event/180213-a.pdf ・当該専門会合の参加登録ページ(参加無料) https://ec.europa.eu/eusurvey/runner/FreeSugars |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180109 |