食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04860750105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、健康な人々において多発性硬化症のリスクを軽減するためのビタミンD摂取に関する限定的健康強調表示(Qualified Health Claim)の申請を認めない旨を公表 |
資料日付 | 2018年1月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は1月12日、健康な人々において多発性硬化症のリスクを軽減するためのビタミンD摂取に関する限定的健康強調表示(Qualified Health Claim)の申請を認めない旨を公表した。概要は以下のとおり。 FDAは、ビタミンDの摂取が、体内の中枢神経系に損傷を与える慢性自己免疫疾患である多発性硬化症(MS)の発症リスクを低下させる可能性があるという限定的健康強調表示使用の要求を拒否した。 FDAは、バイエル社の代理としてBurdock Groupから提出された85の出版物と、申請の付属書に引用された全ての出版物を徹底的に調査した。FDAは、何百もの追加の出版物についても広範で独立した文献レビューを行った。この厳格な評価を通じて、FDAはビタミンD摂取とMSのリスクとの関係について科学的結論を引き出すことはできないと判断した。FDAによる、公的に入手可能な科学的証拠の全体的なレビューに基づき、FDAはビタミンDの摂取とMSのリスクの低下との関係についての信頼できる証拠はないと結論付けている。 限定的健康強調表示は、信頼できる科学的証拠によって支持されてはいるが、認可される健康強調表示に必要な、より厳格な 「重要な科学的合意」の基準を満たしていない。従って、限定的健康強調表示は、その表示を裏付ける科学的証拠のレベルが正確に伝わるように、免責条項又は他の限定する文言を伴わなければならない。 この限定的健康強調表示の申請の場合、強調表示を裏付ける信頼性のある科学的証拠がないため、この強調表示は誤解を招くものであり、免責条項や限定する文言によって強調表示自体の誤解を招く懸念を軽減し、消費者の誤解を防ぐことはできない。 科学的情報は、消費者の消費傾向と同様に変化する可能性があることに注意が必要である。新しい情報が入手できれば、FDAはこの決定に変更が必要かどうかを評価することとなる。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm592157.htm |