食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04860050149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物用途に由来するショ糖脂肪酸エステル類(E 473)の精度を高めたばく露量評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年1月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月5日、食品添加物用途に由来するショ糖脂肪酸エステル類(sucrose esters of fatty acids) (E 473)のばく露量評価に関する科学的意見書(2017年11月22日採択、22ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5087)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物として使用された場合におけるショ糖脂肪酸エステル類(E 473)のばく露量評価に関する科学的意見を提示する。 2. ANSパネルは以前、ショ糖脂肪酸エステル類(E 473)の安全性に関する科学的意見を採択した。2010年の当該意見書においてANSパネルは、利用可能なデータに基づき、ショ糖脂肪酸エステル類の追加用途によって、EFSAが2004年に設定したショ糖脂肪酸エステル類(E 473)及びスクログリセリド類(sucroglycerides)(E 474)の許容一日摂取量(ADI)(訳注:グループADI)の40mg/kg体重/日を超えるばく露を引き起こす可能性があると結論づけた。2012年には、生鮮果実類に用いる表面処理剤としてのショ糖脂肪酸エステル類の使用濃度及びその結果として生じる果実における残留濃度を提供する新しいデータがEFSAに提出されたため、ショ糖脂肪酸エステル類(E 473)のばく露量評価に関する更新版が出された。この評価でも、ショ糖脂肪酸エステル類(E 473)の推定ばく露量は、2010年に推定されたばく露量よりかなり低いものの、ADIを超えるという結果になった。 3. 今般のばく露量評価は、2014年のデータ募集の後に寄せられた申告されている使用濃度と共に、食品添加物の再評価で用いる新しい方法論に基づいている。2012年以降の新しい喫食データも利用可能であった。 4. ANSパネルは、(1)多くの人口集団(特に幼児(訳注:1歳以上3歳未満)及び小児(訳注:3歳以上10歳未満))へのショ糖脂肪酸エステル類(E 473)の今般の推定ばく露量がADIの40mg/kg体重/日を超えること、(2)データが提供されなかった24の食品分類においてショ糖脂肪酸エステル類(E 473)が使用されていないと仮定すると、それらの推定値はショ糖脂肪酸エステル類(E 473)の本当のばく露量を過大評価している可能性が非常に高いこと、に留意した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5087/pdf |