食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04840690373
タイトル スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、報告書「食品中の微量元素 カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ」でビスマスの状況を公表
資料日付 2017年12月7日
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分類2 -
概要(記事)  スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は12月7日、報告書「食品中の微量元素 カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ」でビスマスの状況を公表した。概要は以下のとおり。
第14章 ビスマス
(1) ビスマス(Bi)は自然界で遊離金属、また泡蒼鉛及び輝蒼鉛鉱等の鉱物として銅及び鉄等の他の元素を伴って存在する。Biは主に冶金産業において多くの合金の製造に使用される。
 Biは欧州及び北米で薬剤として長い使用歴があり、無機及び有機塩は下痢等の胃腸疾患、皮膚疾病の治療、また収斂及び抗微生物特性から皮膚疾病に使用された。ビスマス塩の薬剤としての使用は、1970年代のフランス及び豪州における中毒事件後に減少した。Biの難溶性塩は化粧品にも使用された。
 現在のところ、国内及び欧州において食品中のBiの基準値に関するデータは確立されていない。
(2) Bi含有量が最も高い食品群は乳製品(0.007μg/g生鮮重量)、次いで根菜類(0.006μg/g生鮮重量)で、具体的にはチーズ(0.013μg/g生鮮重量)及びバレイショ(0.006μg/g生鮮重量)が高かった。
(3) 成人男性(20~65歳)の食品の喫食を介したBiの推定摂取量は3.81μg/日、最も寄与する食品は肉及び肉製品(0.66μg/日)、パン及び穀類(0.55μg /日)であった。
(4) Biの推定一日摂取量が最も高い人口集団は小児(4歳~9歳、3.93μg/日)、次いで青年期男性(10~19歳、3.89μg/日)、次いで成人男性(3.81μg/日)であった。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
情報源(報道) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
URL http://acsa.gencat.cat/web/.content/Documents/eines_i_recursos/Elementos-traza-en-los-alimentos.-Estudio-de-dieta-total-en-Cataluna.-2015_17.pdf