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資料管理ID syu04830360174
タイトル スウェーデン国立獣医学研究所(SVA)、シカ科動物の慢性消耗性疾患(CWD)に関するモニタリングを開始する旨を公表
資料日付 2017年11月8日
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概要(記事)  スウェーデン国立獣医学研究所(SVA)は11月8日、シカ科動物の慢性消耗性疾患(CWD)に関するモニタリングを開始する旨を公表した。概要は以下のとおり。
 SVAは、スウェーデン農業当局、スウェーデン食品庁、Jamtland地域当局及びスウェーデンハンター協会と共同で、ノルウェー国境付近のJamtland地域においてCWDに関するモニタリングを開始する。
 スウェーデン農業当局のAnna E Holmは、「現時点でスウェーデンではCWDは確認されていない。欧州連合(EU)では2018年にモニタリングを開始すると合意されたが、それに先立ってモニタリングを行うのは、最近、国境を接するノルウェーでヘラジカのCWDが見つかったためである」と述べ、「当該モニタリングを通してCWDに関する更なる知見を得たい」と続けた。
 Jamtland地域での狩猟によるモニタリングは来年初めに開始予定である。これまで、モニタリング対象は、発見時に死亡していた又は病気が原因で殺処分されたシカ科動物に限定されていた。
 SVAの獣医官Erik Agrenは、「今年のヘラジカの狩猟シーズンで多くの検体を得るために、Jamtland地域でのモニタリングをできるだけ早く開始したい。当然、先ずはJamtland地域の西側に由来するヘラジカについて調べる」と語った。
 スウェーデンハンター協会の協力を得て、SVAは狩猟時のヘラジカのサンプリング方法に関して情報提供を行っている。Jamtland地域でのモニタリングにおいて狩猟で得られるヘラジカは成獣に限定される。また、発見時に死亡していた又は殺処分されたヘラジカについてもCWD検査が行われる。モニタリングは2018年中継続される。
 これから開始されるJamtland地域のヘラジカに限定したモニタリングは、全国規模のCWDモニタリングへの第一歩となる。EUは今般、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、ポーランド及びスウェーデンのシカ科動物に関して行うCWDモニタリングの3か年計画の導入を決定した。当該モニタリングは2018年1月に開始され、各国で、飼育シカ、放牧シカ及びトナカイの少なくとも6
,000頭が検体として収集される予定である。
地域 欧州
国・地方 スウェーデン
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) スウェーデン獣医学研究所(SVA)
URL http://www.sva.se/om-sva/pressrum/nyheter-fran-sva/nu-utokas-overvakningen-av-avmagringssjuka-cwd-hos-hjortdjur